今週の半ば頃 二つ玉低気圧

23日(火)は、日本の東の低気圧が東進しながら次第に不明瞭となりますが、華南から四国の南付近にのびる前線は停滞する見込みです。
この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本や南西諸島では雨の降る所が多く、雷を伴って激しく降る所もあるでしょう。東日本は雲の多い天気となって、雨の降る所もある見込みです。
一方、オホーツク海の高気圧が南よりに移動して北日本付近を次第に覆います。このため、北日本の日本海側は概ね晴れますが、太平洋側には高気圧の縁を回って北東風が流れ込む影響で雲が広がりやすく、所によりにわか雨があるでしょう。
今週の半ば頃は、日本海や本州の南岸付近をそれぞれ低気圧が東進する、いわゆる二つ玉低気圧となって全国的に雨の降る所が多くなる見込みです。広い範囲で青空が広がるのは、それらの低気圧が通過した後となりそうです。

気象予報士・吉田 信雄

画像について:23日午前9時の予想天気図。

© 株式会社ウェザーマップ