茂原市長選挙 初当選の市原氏に当選証書/千葉県茂原市

茂原市長選挙 初当選の市原氏に当選証書/千葉県茂原市

 21日投開票された千葉県の茂原市長選挙で現職を破り初当選した新人の市原淳さんに当選証書が手渡されました。

 任期満了に伴う茂原市長選挙は21日投開票され、元県議会議員で新人の市原淳さんが1万9201票を獲得。5選を目指した現職の田中豊彦さんを4135票差で退け、初当選を果たしました。

 投開票から一夜明け、茂原市役所では22日、当選証書の授与式が行われ、市選挙管理委員会の関屋哲委員長から市原さんに当選証書が手渡されました。

 この後、報道陣の取材に応じた市原さんは「地域によって抱える課題が違う」と指摘し、タウンミーティングなどを通じて市民と対話する機会を増やしたいとし、市民からの負託に応えていきたいと意気込みます。

 市原 淳氏(47)
 「退路を断って(市長選に)挑戦したので、市民に受け入れていただいたことに感謝申し上げたい」
 「期待をずっしりと感じているので 喜びよりも責任感が増したということが率直な感想」

 また、これからの台風シーズンを踏まえ、市の喫緊の課題である水害対策にも迅速に対応する考えを示しました。

 市原 淳氏(47)
 「(水害)対策は時間と予算がかかるものが多いが、その中で早急に目に見えたかたちで効果を表せるものは何かとなれば、やはり『田んぼダム』だと思う」

 保守系候補同士の戦いとなった今回の市長選挙。保守系の市議の支持が割れたことについて問われた市原さんは、「基本的には保守の市議。向いている方向やゴールは同じ」と述べたうえで、「道筋は違うが、じっくりと話し合えば解決できる」と市議会内の融和に自信をのぞかせていました。

 なお、市原さんは5月21日に初登庁し、茂原市の新市長に就任します。

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