３４年ぶりの円安水準となっている外国為替について、広島商工会議所の池田会頭は県内でメリットを受けている企業もあるとしながらも「日本全体にとっては円安が行き過ぎている」との見解を示しました。
【広島商工会議所・池田 晃治 会頭】
「日本全体としては行き過ぎているという感じがする。今の状況はドル高というのが正しいと思う、アメリカの景気が非常に加熱、そこの部分が落ち着かないと」
円相場は円安が加速して１ドル１５４円台で推移し３４年ぶりの円安・ドル高水準に達しています。
歴史的ともいわれる円安水準について池田会頭は県内で造船業や海運業などメリットを享受している企業もあるとしながらも、「日本全体にとっては円安が行き過ぎている」としました。
今後も為替の問題がガスや電気料金に及ぶ可能性があるほか、輸入物価の上昇がさらに家計を直撃することも想定されると警戒感を示しました。
