女児踏切事故受け 第4種踏切20カ所廃止の方針を発表 群馬・富岡市 

4月6日に群馬県高崎市の上信電鉄の踏切で9歳の女の子が列車にはねられ死亡した事故を受け、富岡市は市内にある遮断機と警報機がない第4種踏切を廃止する方針を発表しました。

富岡市の榎本市長は、22日の定例記者会見で市内に20カ所ある上信電鉄の遮断機と警報機がともに無い、第4種踏切を廃止する方針を発表しました。20カ所の内3カ所は私道に、17箇所は公道に設置されています。

市は4月9日から10日にかけ、全ての第4種踏切を点検し、18日に上信電鉄へすべて廃止する方針を伝えたということです。

榎本市長は「地元の同意を得られるよう頑張っていきたい」と述べ、明確な目標期間は決めず、できるだけ早い廃止を目指すとしています。

また、「廃止はすぐにできるものではない」と語り、廃止までの安全対策として車両の進入を防ぐガードパイプや見通しを良くするためのカーブミラーなどの設置を進める方針を示しました。

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