鮮やかな青紫色の花「エヒメアヤメ」見ごろ 自生地を地域で保護 東広島市豊栄町

東広島市のふるさと通信員から届いた映像をご紹介します。
地域住民が保護活動を続ける「エヒメアヤメ」の自生地で今、花の見ごろを迎えています。

鮮やかな青紫色の花。
東広島市豊栄町の吉原地区に自生するエヒメアヤメです。
アヤメ科の多年草で、高さは10センチ前後とアヤメ科の中では地表からの背丈が最も低く、この時期に直径3~4センチの小さくかれんな花を咲かせます。

吉原地区では、15年ほど前から住民グループが所有者と一緒に草刈りなどの活動を続けていて、株の周りには、鹿などの食害から守るためにネットも張られています。

住民グループによると、ことしは例年と同じ、今月10日ごろから徐々に花が咲き始めたということで、今月いっぱいまで見ごろが続くということです。

エヒメアヤメはシベリアをはじめとする大陸由来の植物。日本に自生しているということで列島が昔、大陸とつながっていたことを示す貴重な植物といえます。

© テレビ新広島