私立高校で社会課題を解決する起業家を育成する授業

山形市の私立高校で画期的な授業が始まりました。授業を通して目指すのは社会課題を解決する起業家の育成です。

山形市の惺山高校が2024年度から導入した「アントレプレナーシップ教育」。起業家を育成するのが目的で商業科ビジネスコースの3年生が学びます。
授業は東京都の「武蔵野大学」が協力し、専用の教材を提供する教育支援サービス大手の「リクルート」や関係各所への仲介役を担う山形市を加え、産学官連携で行われます。

【惺山高校商業科 上野司教諭】
「生徒が将来やりたい職業、起業する力を付けてほしくて導入した。自分の夢に向かってまっすぐに進んでいく、それが可能という考えの生徒を育てたい」

4月22日は公開授業も行われ、参加した生徒たちは「飲食店を開業する」という目標に対して課題や解決方法を出し合うワークショップ形式の授業に取り組みました。

「自分で未来を作っていくことに興味が湧いた」
「今の社会の中の課題が見えてくると思うので、どういう風に解決するのかを考えて、それを自分が社会に出た時に使えるような学習ができれば」

惺山高校では2024年9月まで合わせて11回の授業を行う予定で、校内でプレゼン大会も開くということです。

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