U-23日本代表、韓国戦を裁く主審は「日本代表と浦和レッズが3試合全勝中」!C・ロナウドとトラブルも

22日に行なわれるU23アジアカップのグループステージ第3節、日本代表対韓国代表のビッグマッチ。

どちらも決勝トーナメント進出は決めているものの、グループ2位になると1回戦の対戦相手が開催国のカタールになるということもあり、勝つことが間違いなく次に繋がる試合となる。

第1節の中国戦では西尾隆矢が退場してしまったという点を考えれば、この試合でもレフェリーをちゃんと味方につけることも大事になる。

日本代表のグループステージ第3節を裁く主審は、サウジアラビア出身の34歳マジド・アル・シャムラーニ氏だ。

アル・シャムラーニ氏は若くしてサウジアラビア国内で高い評価を受けたレフェリーで、2019年からFIFAの国際主審として認められている。

『Transfermarkt』のデータによれば、これまで担当したのは86試合。そのなかで311枚のイエローカードを提示している。1選手に2枚のイエローカードを出したのは8回、レッドカードを提示したのは11回。ペナルティキックを宣告したのは25回であるとのこと。

日本代表とJリーグのクラブは「全勝中」

日本との関連で言えば、昨年11月に行われたAFCチャンピオンズリーグのグループステージで、浦和レッズが武漢三鎮と対戦したホームゲームを担当した。(2-1で浦和が勝利。37分には浦和にPKを与えている)。

また、昨年3月に行われたU20アジアカップでは準々決勝で日本代表対ヨルダン代表の試合を担当しており、その際には日本が2-0と勝利している。

さらに2022年9月にはU20アジアカップ予選のパレスチナ代表対日本代表を担当しており、その際には0-8という結果となっている。

つまり、マジド・アル・シャムラーニが主審を務めた試合では、日本が関連しているチームは引き分けも負けもなく、全勝という結果である。相性はなかなかだ。

ちなみに、彼はまだどのカテゴリにおいても韓国に関連するチームの試合を裁いたことはない。

インドネシアに「伝説の勝利」をもたらす

そしてこのU23アジアカップではグループステージの第2節でインドネシア対オーストラリアの試合を任されており、ここではあの「42年ぶりの伝説勝利」を演出した。

前半にオーストラリアへPKを与えたものの、それをインドネシアがセーブ。その後インドネシアがセットプレーで先制点を決め、1-0で試合が終了した。

これはインドネシアの全カテゴリにおいてオーストラリア相手の「42年ぶりの勝利」で、1981年以来となる歴史的なものだった。

ただ、実はそれまでは「インドネシアとは相性が悪い審判」だと言われていたという歴史も。

その原因は2022年に行なわれたSEAゲームズ(東南アジア競技大会)での試合。インドネシア対ベトナムを捌いたマジド・アル・シャムラーニは、前半20分にベトナム側のラフタックルに対してカードを出さなかったという。それを食らったインドネシア代表の選手はプレーが不可能になってしまった。

そのためアル・シャムラーニ主審のインスタグラムにはインドネシアサポーターの荒らし行為が行なわれ、最終的にアカウントをロックすることになったのだ。

試合前にはインドネシア側のメディアからアル・シャムラーニ主審の歴史がネガティブに伝えられていたが、今回の結果でその評価は完全に覆ることになったはずだ。

クリスティアーノ・ロナウドとの確執

マジド・アル・シャムラーニが主に活動しているサウジアラビアリーグといえば、クリスティアーノ・ロナウド。

しかし、クリスティアーノ・ロナウドとマジド・アル・シャムラーニの間には非常に有名な事件があった。それは2023年12月9日、アル・ナスル対アル・リヤドの試合だ。

クリスティアーノ・ロナウドが放ったシュートがアル・リヤドのディフェンダーの手に当たったように見えたが…アル・シャムラーニ主審はVARの判定の末にPKを認めなかったのだ。

もちろんクリスティアーノ・ロナウドはその判定に激怒し、アル・シャムラーニ主審に詰め寄っていた。ちなみにそれ以降彼はアル・ナスルの試合を担当していない。

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U23アジアカップの日本代表対韓国代表は22日夜にキックオフ。

グループ首位になれば決勝トーナメント1回戦の相手はインドネシアとなるため、日本としてはなんとしても勝ちたいところだ。試合は『DAZN』で配信される。

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