「挑戦し続ける集団」目指す 白河オリンパス社長・森下誠司氏

もりした・せいじ 千葉県出身。武蔵工業大卒。オリンパスメディカルシステムズ医療製造企画ディレクター、日の出工場長などを歴任

 白河オリンパスの森下誠司社長(52)は22日、福島民友新聞社の取材に応じ「メンバー一人一人が挑戦し続ける『とがった集団』を目指す」と抱負を述べた。就任は1日付。

 ―抱負を。
 「白河オリンパスで過去に勤務した人から『強みは結束力』と聞いた。社員の向上心を生かして、会社を運営する。技能者らと対話しながら笑って楽しく働ける環境を提供したい。今後50、60年後に向け、さらなる発展を目指す」

 ―医療機器のグローバルカンパニーとしての意気込みを。
 「医療用内視鏡事業を手がけ、世界的なシェアを誇っているが、世界に目を向けると、もっと大きい医療機器メーカーはある。技能者のノウハウをデジタル化して働く人をサポートするなど、業務の効率を図っていきたい。最先端な会社になることで、グローバルカンパニーとして胸を張れる」

 ―CSR(企業の社会的責任)で考えていることは。
 「昨秋にカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量を実質ゼロ)の導入や赤面山の植林活動など環境に配慮した取り組みを展開している。地元中学校では内視鏡教室を開いた。家庭で内視鏡の話題が上がり、健康診断に行くなど、地域の健康に貢献していきたい」

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