「ワークワース炭」常設展示 いわき・ほるる、常磐共同火力寄贈

常設展示が決まったワークワース炭

 常磐共同火力(東京都)は22日、いわき市石炭・化石館ほるるにオーストラリア産の石炭「ワークワース炭(瀝青炭(れきせいたん))」を寄贈した。館内に常設展示される。

 2022年3月に発生した本県沖を震源とする地震の影響で約2年間休館していた同館の再開を記念し、寄贈された。石炭は過去に発電所で使われていた種類と同じもので、約20年間同社に展示されていた。高さ約1メートル、幅約1.3メートル、重さは1トンにもなり、館内に展示されている石炭の中でも最大級の大きさとなる。

 同社総務グループの鈴木晃二さんと夏井大樹さんが石炭を届けた。若松貴司館長は「いわき市に根付いている石炭文化を来館者に感じてもらえると思う」と感謝を述べた。

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