『FBI』シリーズを立ち上げたショーランナーが降板へ

米CBSで放送中の『FBI:特別捜査班』でショーランナーを務めるリック・アイドが降板することがわかった。Varietyなどが伝えている。

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『LAW & ORDER』の指揮に力を注ぐ

大都会ニューヨークのFBI支局を舞台に、爆破、テロ、誘拐など様々な凶悪犯罪に挑む捜査官たちの活躍を描く『FBI』。今年4月には、3シーズンまとめて更新されることが発表されたばかりだが、この度、2018年の放送開始以来、同シリーズで指揮を執ってきたアイドが降板することが明らかになった。彼は、エグゼクティブ・プロデューサーとして引き続き同シリーズに関わっていく。

アイドは現在、米NBCの『LAW & ORDER ロー&オーダー』でもショーランナーを務めており、同作品によりフォーカスしていくとみられる。

両番組とも、ヒットメーカーのディック・ウルフ、ウルフの制作会社「ウルフ・エンターテインメント」が手掛ける作品。アイドは、これまでウルフ・エンターテインメントの『シカゴ P.D.』、『LAW & ORDER: 陪審評決』、『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』、『FBI:Most Wanted~指名手配特捜班~』、『FBI:インターナショナル』、『Conviction(原題)』などのウルフ作品に長年携わってきた“ウルフ・ファミリー”の一人として知られている。

降板するにあたり、アイドは以下の声明を発表。

「6年間、2つ以上の番組を担当してきて、CBSが『FBI』を3シーズン更新することになった今、私が身を引き、『LAW & ORDER』の指揮と新企画の開発に力を注ぐ絶好のタイミングだったんです。私は『FBI』を非常に誇りに思っており、キャスト、クルー、プロデューサーにとってこの作品に携われること以上の喜びはないです。私は日々のショーランナーではなくなりますが、今後も番組に関わっていくつもりです」

クリエイターのウルフは、「リックは20年間、ウルフ・ファミリーの中心メンバーでした。私たちは、彼が『FBI』シリーズを立ち上げるためにしてくれたすべての仕事に感謝し、『LAW & ORDER』、そしてそれ以降のプロジェクトでも私たちのクリエイティブなパートナーシップを続けていくことを楽しみにしています」とコメント。

ウルフ作品からのショーランナー降板としては、アイドが最新のものになる。今年4月には、『シカゴ・メッド』を9年牽引してきた共同ショーランナーであるダイアン・フロロヴとアンドリュー・シュナイダーが同番組を去ることを明らかにした。

『FBI:特別捜査班』シーズン1~4は、U—NEXT、Huluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

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