「お湯かきレース」びしょびしょで疾走 由布市で「ゆふいん温泉まつり」【大分県】

お湯を運びながら疾走するお湯かきレース出場者=由布市湯布院町川上
仮装して練り歩くわいわい道中行列の参加者
フラダンスを披露するグループ
本年度の観光親善大使に選ばれた大熊あゆさん(右端)と高田悠華さん(右から3人目)

 【由布】第74回ゆふいん温泉まつりが20日、由布市湯布院町川上の国民宿舎跡地の特設会場などであった。あいにくの雨となったが、名物のお湯かきレースや仮装行列などがあり、大勢の人でにぎわった。

 地元有志でつくる、ゆふいんまつり実行委員会(大谷隆広実行委員長)の主催。湯の恵みに感謝する仏事「献湯祭」で開幕。観光親善大使の交代式があり、本年度の大使となった大熊あゆさん(19)と高田悠華さん(20)に相馬尊重市長が委嘱状を手渡した。

 JR由布院駅周辺を練り歩く「わいわい道中行列」には、観光親善大使らを先頭に地元自治区が忍者などの衣装で参加した。

 ステージでは人気アニメを題材にした寸劇や、「忍者ハットリくん」をテーマにしたダンスを披露。バトントワーリングやフラダンスなどの発表もあった。

 温泉が入ったおけを2人一組で担ぎ疾走する「お湯かきレース」には14チームが出場。観客からお湯をかけられ、びしょびしょにぬれながら走っていた。

 雨天のためビンゴ大会などは、ゆふいんラックホールで実施した。

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