エフレイ「専門職」公募開始 サイエンスコミュニケーターなど

 福島国際研究教育機構(エフレイ)は22日、研究内容を分かりやすく社会に発信する「サイエンス(科学)コミュニケーター(SC)」など3職種の専門人材の募集を始めた。

 SCは一般に、高度な科学技術について一般市民に分かりやすく伝える「架け橋」の役割を担う。エフレイの担当者は取材に「単に情報発信するだけでなく、市民と対話し、つなぐ役割を期待する」と述べた。

 エフレイは研究開発を主軸とするが、一般市民への情報発信が課題とされる。政府の復興推進委員会でも委員から「最先端技術を市民に分かりやすく伝えられるSCのような人材が必要」と指摘されていた。

 ほかの2職種は「エデュケーション(教育)・アドミニストレーター(EA)」と「データサイエンティスト(DS)」。EAは人材育成、DSは研究成果に関するデータ収集・解析などをそれぞれ担当する。

 6月19日まで応募を受け付ける。募集は各職種1、2人で、9月にも採用を見込む。募集要項はエフレイの公式ウェブサイトにある。

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