クレマチスの育て方からおすすめ品種まで一挙紹介!
壁面やフェンス一面に咲き誇る様子が華やかなクレマチス。鮮やかな色彩としなやかな姿は世界の愛好家から「ツル性植物の女王」と賞賛されています。
日本では「テッセン」とも呼ばれ、古くからなじみ深い花。今回はクレマチスの魅力や育て方を紹介します。
記事最後にはクレマチスのおすすめ品種を、参考価格とともに挙げています。ぜひお好みのクレマチスを見つけて育ててみてくださいね。
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この記事で紹介する「クレマチス」にまつわるあれこれ
- クレマチスの魅力
- クレマチスの育て方
- クレマチスのおすすめ品種5選
【ガーデニング】クレマチスの魅力はこんなにたくさん!
花色や形が多彩
クレマチスの代表色である紫や青のほか、ピンクや赤・白・黄などカラーバリエーション豊富。花の形も典型的な平咲きをはじめ、八重咲き・壺咲き・チューリップ咲きなど多様です。
強健で育てやすい
枝に触れるとポキッと折れそうなほど繊細な見た目ですが、案外丈夫で育て方も簡単。冬は枯れたように見えますが、春になると盛んに枝葉を伸ばして美しい花を咲かせます。
ほかの植物と組み合わせやすい
クレマチスは壁面やフェンスに絡ませるので平面的に花が広がり、主役にもわき役にもなれます。とくに同じ頃に咲くバラとの相性はバツグン。
背景にクレマチス、その手前にさまざまな植物を植えると、庭に奥行きが出ます。
【ガーデニング】クレマチスの育て方~キレイな花を咲かせたい!~
日当たり
日があまり当たらない場所では花数が減ってしまうので、明るい日なたで育てましょう。蒸れるとうどんこ病が発生しやすいので、風通しのよさも必要です。
水やり
乾燥はやや苦手で、とくに花が咲いている時期は水をたくさん欲しがります。地植えは株が生長してきたら雨水にまかせても大丈夫ですが、晴天が続くようであれば水やりしましょう。
鉢植えは水切れを起こしやすいので、土の様子をチェックして乾いていたらタップリと与えます。冬は休眠期なので水やりの必要はありません。
肥料
肥料は緩効性肥料と液体肥料を定期的に与えます。緩効性肥料は真夏以外の春から秋にかけて1~2カ月に1回。液体肥料は1カ月に2回程度与え、夏は2倍ほど薄めにした分量にします。
剪定
クレマチスの剪定は品種によって枝を切る場所が異なります。
「旧枝咲き」:モンタナ系・シルホサ系・フォステリ系・パテンス系・アトラゲネ系
前年に伸びた古い枝から花芽が出るので剪定はしません。開花後に花から1~2節ほど下まで切り戻すだけで大丈夫です。
「新枝咲き」:ビチセラ系・テキセンシス系・ヴィルオナ系・インテグリフォリア系・ジャックマニー系
新しく伸びた枝に花を咲かせるので、咲き終わったら根元から2~3節残して古い枝を切り落とします。
「新旧両枝咲き」:テッセン系・タングチカ系・フロリダ系・ラヌギノーサ系
新しい枝と古い枝の両方に花が咲きます。今年伸びた新しい枝を半分ほど切り戻しましょう。
クレマチスの魅力や育て方をお伝えしたあとは、おすすめの品種をご紹介しましょう!お気に入りを見つけて、お庭に迎えてみませんか?
【ガーデニング】クレマチスのおすすめ品種5選
H.F.ヤング
- 系統:ラヌギノーサ系
- 咲き方:四季咲き
青系のクレマチスの中でもっとも人気のあるH.F.ヤング。咲き始めはやや紫がかっていて、咲き開くにつれて鮮やかなブルーになります。
※参考価格:1000~1500円前後(3号ポット苗)
ドクターラッペル
- 系統:パテンス系
- 咲き方:四季咲き
ドクターラッペルは濃いピンクの筋がクッキリと入りとても華やか。花は15~20センチの大輪で、遠目にもよく目立ちます。
※参考価格:1000~1500円前後(3号ポット苗)
エトワール・バイオレット
- 系統:ビチセラ系
- 咲き方:四季咲き
濃い紫の花が大人シックなエトワール・バイオレット。花芯は明るいイエローで、花弁とのコントラストが鮮やかです。花付きがよく盛んに返り咲きします。
※参考価格:1000~1500円前後(3号ポット苗)
モンタナ・ルーベンス
- 系統:モンタナ系
- 咲き方:一季咲き
モンタナ・ルーベンスはほかのクレマチスよりひと足咲きに開花するのが特徴。4枚の淡いピンクの花弁が愛らしく、チョコレートのような甘い香りを漂わせます。
※参考価格:1000~1500円前後(3号ポット苗)
プリンセス・ダイアナ
- 系統:テキセンシス系
- 咲き方:四季咲き
イギリスの故ダイアナ妃にちなんで名付けられたプリンセス・ダイアナ。チューリップ咲きの赤い花が可愛らしく、花弁の先端がクルンと外巻きになります。
※参考価格:1000~1500円前後(3号ポット苗)
色彩豊富なクレマチスで庭を華やかに
毎年のように新品種が生み出されているクレマチス。ロマンチックなものからシックなものまでカラーバリエーションが豊富です。
枝葉が繊細なので、大輪の花でもそれほど圧迫感を感じさせません。いろいろな花と組み合わせて、庭を華やかに彩ってみましょう。