亀山高生徒が茶摘み 生産組合「出来は上々」 三重

【新茶葉の茶摘みをする生徒ら=亀山市太森町の茶園で】

 【亀山】三重県立亀山高校(廣島朗校長)の総合生活科2年生40人は22日、亀山市太森町の茶園「中の山パイロット」F校区内の茶畑(約10アール)で、品種「みえうえじま」の新茶の茶摘み実習をした。茶生産農家の団体「亀山市茶業組合」(一見守一組合長)が協力した。

 生徒らは、一見組合長(63)から「色の濃い葉を残して、新緑色の新茶葉を軽く摘み取って」と説明を受けた後、バケツを手に持ち丁寧に摘み取った。小川葉純さん(16)は「初めての茶摘みでしたが、うまく摘めて楽しかった」と話していた。

 一見組合長は「今年は2月が温かく、3月は寒い日が続いたが、霜の被害もなく、出来は上々」と生徒らの茶摘みを見守っていた。

 生徒らは、この日摘み取った茶葉の一部を学校に持ち帰り、電子レンジで蒸した茶葉を手もみして試飲するという。

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