SCO加盟国の学生向け中国語キャンプ、新疆ウイグル自治区で開催

SCO加盟国の学生向け中国語キャンプ、新疆ウイグル自治区で開催

15日、キャンプ開幕式で交流する各国の若者。(ウルムチ=新華社記者/王菲)

 【新華社ウルムチ4月23日】中国新疆ウイグル自治区ウルムチ市の新疆師範大学でこのほど、上海協力機構(SCO)加盟国の学生に向けた2024年「漢語橋」春季キャンプの開幕式が行われた。ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン、インド、パキスタン、イランの8カ国から500人近い学生が出席した。

 今回のキャンプは教育部中外言語交流協力センターと新疆ウイグル自治区教育庁が主催し、新疆師範大学が運営を担当する。学生らは15日間の交流・訪問イベントに参加し、中国語を学び、中国文化を体験する。

SCO加盟国の学生向け中国語キャンプ、新疆ウイグル自治区で開催

15日、キャンプ開幕式で踊りを披露する新疆師範大学の学生。(ウルムチ=新華社記者/王菲)

 タジキスタン国際外国語大学の李善木(りぜんぼく)さん(中国名)は記者に対し、中国に来たのは今回の新疆が初めてで好印象を持ったとし、中国文化が好きで中国語を学んできたが、いつか中国に留学して中国の歴史・文化をさらに系統的に学びたいと抱負を述べた。新疆のことを気に入り、気候や飲食にもなじんでいるという。

 ウズベキスタン国立世界言語大学2年生の月美(げつび)さん(中国名)も初めて中国にやって来た。とても大きな国で、都市が美しく、人々が親切で、料理がおいしいと、第一印象は上々の様子。子どもの頃に母親がウルムチに来たことがあるのがきっかけで中国に興味を持ったとし、中国語をマスターして将来は中国関係の仕事に就きたいと語った。

SCO加盟国の学生向け中国語キャンプ、新疆ウイグル自治区で開催

15日、キャンプ開幕式でのパフォーマンスを終えた新疆師範大学の学生と記念撮影する春季キャンプ参加者(中央)。(ウルムチ=新華社記者/王菲)

 遼寧省丹東市・遼東学院の周暁暁(しゅう・ぎょうぎょう)氏はウズベキスタンのサマルカンド孔子学院で3年間の勤務経験があり、今回の春季キャンプでウズベキスタンからの訪問団の中国側引率教師を務める。「中国に来た学生は中国への愛着が深まり、中国語の上達も早まる。こうした活動が今後もっと増え、若者の交流を促進し、中国文化をさらに広めることにつながるよう願っている」と述べた。(記者/楊林)

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15日、新疆師範大学の学生(左)の手引きの下、中国茶の作法「茶芸」を学ぶ春季キャンプ参加者。(ウルムチ=新華社記者/王菲)

SCO加盟国の学生向け中国語キャンプ、新疆ウイグル自治区で開催

15日、新疆師範大学の学生(中央)の手引きの下、京劇の臉譜(れんぷ、隈取り)の絵付けをする春季キャンプ参加者。(ウルムチ=新華社記者/王菲)

SCO加盟国の学生向け中国語キャンプ、新疆ウイグル自治区で開催

15日、新疆師範大学生命科学学院を見学する春季キャンプ参加者。(ウルムチ=新華社記者/王菲)

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15日、新疆師範大学生命科学学院で写真を撮る春季キャンプ参加者。(ウルムチ=新華社記者/王菲)

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15日、新疆師範大学教育科学科の実践研修施設を見学する春季キャンプ参加者。(ウルムチ=新華社記者/王菲)

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15日、新疆師範大学の学生(左から2人目)の手引きの下、仮想現実(VR)デバイスなどを体験する春季キャンプ参加者。(ウルムチ=新華社記者/王菲)

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