シヤチハタ、中小企業のDX推進ツール「Smartec Vision」提供開始 第1弾は営業支援

シヤチハタは、業務ツールがかんたんに作成でき、外部データの活用ができるDXツール「Smartec Vision(スマーテック ビジョン)」の第1弾として、「営業管理システムSV」の提供を開始した。

Smartec Vision「営業管理システムSV」について

「営業管理システムSV」は、かんたんに営業管理ができる営業支援ツール(SFA)。中小企業に向けた、データの見える化、業務改善、営業力強化を図る。

IT人材不足の中小企業でも扱えるシンプルな設計で、売上管理、案件管理や活動日報管理などを容易にデジタル化できる。さらに、初期設定から安定稼働するまで、サポートメニューも有する。

「Smartec Vision」開発の背景

シヤチハタでは、2020年に発表した中小企業のためのDX入門ツール「Shachihata Cloud(シヤチハタクラウド)」を通して顧客と向き合ってきた。その中で、中小企業にとって人材不足が大きな課題となっていること、さらに、電子帳簿保存法における電子取引のデータ保存の義務化などから、対応に追われる従業員の業務負担や残業時間の増加などが懸念となっており、デジタルデータを活用した業務の変革や、新たな価値を生み出す生産性の向上などが必要だと考えた。

シヤチハタでは、これらの課題解決に向けて、「Shachihata Cloud」の一歩先を行く新たなソリューション「Smartec Vision」の開発に至った。

複雑なシステム導入が難しく、データ管理に課題のある中小企業に向けて、ステーショナリーのように使いやすく、外部のシステムを利用したままデータ連携ができるDXツールの提供により、業務の効率化を後押しする。

「Shachihata Cloud」について

Shachihata Cloudは、リモートワーク時代のクラウド電子印鑑・電子署名サービス。稟議書や申請書といった社内文書から、見積書や請求書、注文・請書などの取引先との決裁文書にいたるまでさまざまな文書の押印業務をデジタル化し、時間や場所を問わず電子印鑑・電子署名を行うことができる。また、2022年には電子取引ソフトのJIIMA認証を取得。シヤチハタは電子印鑑システムの市場展開を1995年より行っており、導入数は2023年12月時点で101万件を突破。

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