ガス代節約のため、「電子レンジ」を使って料理したい! 節約効果はどのくらい?

料理の過程に電子レンジを取り入れるメリット

料理をしていると下ごしらえや仕上げに、ガスコンロを使うことがあるかもしれません。その方法はゆでたり、焼いたりとさまざまです。

ガスコンロで下ごしらえや仕上げを行っていた過程を電子レンジに変えると、以下のようなメリットがあります。

例えば煮込み料理を作る際、事前に電子レンジで野菜を加熱してから鍋へ入れると、すでに野菜に火が通っているため、ガスコンロの使用時間(煮込み時間)を短縮できます。さらに、煮崩れも少ないようです。

ほかにも、食材の中までしっかり火を通したいときにガスコンロを使用すると、火が通る前に焦げてしまうこともあるでしょう。そのときは焦げ目をきれいにつけたあと、電子レンジを使用して加熱するときれいな焦げ目の状態で中まで火を通せるのです。

料理に「電子レンジ」を取り入れるとどれくらいガス代を節約できるのか?

実際にガスコンロを使用した場合と電子レンジを取り入れた場合、電気代とガス代ではどれほどの差が出るのか計算をします。

経済産業省資源エネルギー庁の「家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約」では、野菜の下ごしらえにガスコンロを使用した場合と、電子レンジを使用した場合にかかる光熱費を比較しています。

__・100gの食材を使用
・ガスコンロ:1リットルの水(27度程度)に入れ沸騰させて煮る
・電子レンジ:365日、1日1回使用
・ガス代単価(162円/立方メートル)と電気代単価(31円/キロワットアワー)
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なお食材の量やガス代単価・電気代単価により光熱費は異なりますので、参考程度にしてください。ガス代と電気代、その差額を表1にまとめました。

表1

※経済産業省資源エネルギー庁「家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約」を基に筆者作成

表1から、野菜の種類により差はありますが、野菜の下ごしらえをガスコンロから電子レンジに置き換えることで、年間で約1000円の節約につながる可能性があることが分かります。

今回は、野菜をゆでるために使用した水道代や鍋などを洗った際の水道代を含めていません。水の消費も減らせると考えると、さらに節約を期待できるでしょう。

料理で電子レンジを取り入れると、年間約1000円の節約につながることも

野菜の種類により差はありますが、野菜の下ごしらえをガスコンロから電子レンジに置き換えることで、年間で約1000円の節約につながることが分かりました。

料理に電子レンジを活用すると、野菜の型崩れや焦げを防止するなどのメリットもあります。電子レンジを上手に取り入れて、節約につなげていきましょう。

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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