【買い物グルメ天国 3選】どんどん増える「バリ島」の巨大ショッピングモールがすごい!日本人におなじみのあの店も

オトナサローネ読者の皆さま、スラマッシアン(こんにちは)、 バリ島在住のライター、岡田美和です。

バリ島は、今あちこちで大型ショッピングモールが建てられています。バリ在住日本人の間でも「またショッピングモール?建て過ぎじゃない?」とまで言われているほど。でも文句を言いつつもやっぱり足を運んでしまうんです。だって、やっぱり選りすぐりのお店やレストランが集まっているし、どの店舗もエアコンが効いていて快適。程よくインドネシアを感じることができ、食事、買い物、休憩などモールの中だけで完結できるのはやっぱり楽ちんなんです。

今回はその中でも特におすすめのショッピングモールを3つご紹介します。

  • リビングワールド(北デンパサール)
  • ビーチウォーク(クタビーチ沿い)
  • モルバリギャレリア(バイパスクタ沿い、DFS隣)

1.2023年3月オープン・バリ島最大のショッピングモール “リビングワールド”は海外で困るあの設備が超快適!

バリ最大のショッピングモールだと、オープン前から話題になっていた“リビングワールド”。

インドネシアの最大手企業グループ「カワンラマ」が展開しているショッピングモールです。
その敷地面積は3.5ヘクタールで、地下1・2階は駐車場、レストラン街のLG、メインロビーのあるGF、1、2、屋上階があります。めちゃくちゃ広いですが、その割にはわかりやすい構造。バリ島のショッピングモールは、オープンエアな造りも多い中、こちらは完全屋内。そのためか全館均一にエアコンの効きも良く、帰る頃には「寒い〜」と感じるほどです。これだけの建物を快適な空調にするのはすごいことですが、エネルギー高効率化建築で、太陽光パネルや排水管理システムなど、いろいろな技術を駆使してるそうです。バリ島もハイテク化が進んでいます!

また、建物自体は閉ざしているにも関わらず、大きな吹き抜けが何箇所もあり、ゆったりと贅沢なスペースの使い方でとても開放的な雰囲気です。屋外にはなんと500人まで収容できる円形のステージもあります。

リビングワールドのエントランスはまるで高級ホテルのエントランスみたいにゴージャス!

モール内は大まかに下記のような配置になっています。

LGフロア / レストラン街・インドネシア工芸品店など

GFフロア / ファッション(H&M、ユニクロなど)、スポーツ用品、レストランなど

1階 / 生活関連用品センター(ACE)、ファッション、スポーツ用品、キッズ用品など

2階 / インテリア(INFORMA)、映画館、ヘルスケア、美容関係など

レストランが集まるLGフロアは、オープン前からウワサになっていた、バリ島初出店の銀だこ、ゴーゴーカレー、キムカツ、焼肉ライク、それにペッパーランチ、丸亀製麺など日本の飲食チェーン店もいっぱい入っています。バリ島は日本食ブームなのです。それにローカルの人気カフェやレストランもあり、何を食べるか悩むほど。各お店は腰位置ほどの低めの壁で仕切られているためか見通しがよくフロア全体の動線がつながってみえます。また中央部分には川をイメージした水が流れていて、リラックスできる環境に仕上がっています。

歩き疲れたので、銀だこで休憩。実は私は日本で食べたことがなく。初銀だこでしたが、ウワサ通り、外カリッ、中トロッでした!オリジナルたこ焼き4個入りでRp.35,000。ああ〜、日本のソウルフード・・・なんだかホッとします。

※ 1 ルピー =0.0095 円(2024年4月23日時点)

さて、どこで食べるか悩むランチですが、今回はバリ島に進出して間もないインドネシアの有名レストラン、Senayan(スナヤン)でいただきました。サテ(インドネシアの串焼き)がシグネチャーメニューとのこと。休日ということもあり、次から次へとロコ(地元在住者)のお客さんがひっきりなしで満席状態。エントランスのすぐ横にあります。

こちらは鶏の串焼きのハーフポーション(Rp.49,000)。他にサテカンビン(ヤギのサテ)も有名です。甘辛いピーナッツソースにつけていただきます。冷めないように下に炭火が入っています。

※ 1 ルピー =0.0095 円(2024年4月23日時点)

ナシウドゥッ(Rp.69,000)はココナッツで炊いたご飯。スタッフに勧めてもらった一品です。

衣料品関係では、日本でもお馴染みのユニクロ、H&Mをはじめ、100店舗以上のブランドショップが入っています。

ハイキュー!やNARUTOなどアニメのキャラクターTシャツはロコにも人気!

また、ロコに絶大な人気を誇る、中国発信のファンシーグッズやおしゃれ雑貨の「KKV」もあります。今回じっくり見てみましたが、なかなか面白い!見入ってしまいます。日本や韓国のリーズナブルな雑貨や食品もたくさんありました。

ディスプレイがすごい!アジアのインスタント麺がずらり!

インドネシアの若い人たちに人気のフェイスパック。お手頃価格でバラマキ土産にもぴったり!

肩叩き?これはかわいくて癒されそう・・・

インドネシアで有名なACEやIMFORMAは、カワンラマグループの子会社ということもあり、そのフロア面積の広さには驚きです。家具などの大型商品は、買って持ち帰ることはできないにしても見るだけでもなかなか楽しめます。

また、歩いているとよく目につくのが小休止用の椅子。あちこちに置かれていて、広いモールを散策するのにはすごく助かります。中には携帯ホルダーのあるシングルソファまであります!

あと、特筆すべきはトイレです。私がバリ島に住み始めた頃に比べれば、今はどこも清潔になってきましたが、未だに外出先で利用するのがイヤで家まで我慢することも多々あります。しかしここはすごい!トイレがおしゃれ!これはかなりポイント高い!です。

トイレの入り口とは思えないオリエンタルで美しい空間

ロケーションが観光地ではなく、デンパサールの北に位置していますが、行ってしまえばかなり楽しめると思います。バリ島の最新巨大モールを見てみたいという方、ぜひ行かれてみては?

Living World Denpasar (リビングワールド デンパサール)
Jl. Gatot Subroto Timur, Tonja, Denpasar Utara, Kota Denpasar, Bali 80235
Open : 10:00~22:00
Tel : 0821 1311 4100

>>>クタのロングビーチ前にある「ビーチウォーク」は不動の人気!

2. 不動の人気を誇る “ビーチウォーク” は、有名なクタのロングビーチが目の前!

他のショッピングモールに比べてフラットなイメージのビーチウォーク。実は3階建てで地下に駐車場もあるのですが、オープンエアの造りがそう感じさせるのでしょうか?クタビーチの前という最高のロケーションも手伝って、今回ご紹介するモールの中では、最も南国のリゾートっぽさが感じられます。茅葺の屋根に綺麗な曲線を描くモール内のレイアウト、敷地の中心には水路があり、優雅に鯉が泳いでいます。屋外の中心には特設会場もあり、通路に植えられたたくさんの緑が涼しさを演出。

ビーチウォーク正面エントランス

ビーチウォーク3階奥から見た景色。遠くの方にクタビーチが見えます

コロナ禍の時でも、オープンな造りとクタビーチの前という場所が功を奏してか、他に比べお客さんが入っていたような気がします。

多くの観光客が訪れるクタビーチは道路を挟んですぐ

ファッション系では、ユニクロやH&Mは他のモールにも入っていますが、ZARAはバリ島ではここビーチウォークのみ。ZARAの姉妹ブランドで、日本未上陸のPull&Bearは、正面エントランスを入ってすぐの左側の好位置にあり、私の友達はバリに遊びに来る度にここで大人買いしていきます。ZARAの同じく姉妹ブランドである、ストゥラディバリウスやBershkaも同じ並び。スペインの大手アパレルメーカー、インディテックスグループのファッションアイテムが好みなら、ビーチウォークで探せば間違いなしです!

ZARAの店内

プルアンドベアはもともとメンズのブランドだったせいかTシャツもユニセックスな感じ

ベルシュカは10~20代前半がターゲットのブランドですが、私もほしくなりました。でも日本では今は店舗がないのですね…

ビーチウォーク内は下記のような配置になっています。

地下1階 / 駐車場、スーパーマーケット、コスメなど

1階 / ファッション(H&M、ユニクロ、ZARA、オニツカタイガーなど)、コスメ、レストラン、カフェなど

2階 / ファッション、スポーツ用品店(アディダス、スケッチャーズ、コンバースなど)、レストラン(すし亭、牛角、ペッパーランチ、バーガーキングなど)、カフェ、映画館など

3階 / フードコート、キッズ用品、雑貨など

2階にはジャカルタ生まれの日本食レストラン「すし亭」やご存知「牛角」があります。

すし亭と牛角はお隣同士

すし亭の窓際席からはクタビーチが見えます。

ペッパーランチとバーガーキングは映画館入り口を挟んでお向かい同士です。

今日のランチはサクッとフードコートでいただくことに。ざっと20くらいスタンドが並んでいます。主にアジア系の料理です。

カニという言葉に惹かれて、バックミー クピティン スペシャル(カニ入りつゆかけ麺 Rp.58,000)とココナッツウォーター Rp.20,000をオーダーしました。注文の仕方は簡単。各スタンドでオーダーをしたら伝票を渡されるのでそれを持ってキャッシャーへ。支払いを済ませたらレシートを見せて、オーダーしたものを受け取るだけです。あとは空いている席に自由に座ります。オープンなので暑いのを覚悟していましたが、テーブル席のところはなにかしら空調がされていて、涼しい空気が流れています。

※ 1 ルピー =0.0095 円(2024年4月23日時点)

スタンドにはメニューの写真があるので選ぶのもカンタンです。一応カニの身のかけらが入っていました。まあ、想定内です⁉

あと休憩がてら気になっていたコーヒーショップへ。スターバックスはビーチウォークの1階と2階に2箇所ありますが、今回は1階の「%ARABICA(アラビカ)」というコーヒーショップへ。実は日本の京都に拠点を置くお店とは知らずに入りました。スタッフの対応も感じが良く、お値段はまずまずするものの、コーヒーはすごく美味しかったです。

アイス キョウト ラッテ Rp.59,000。ビーチに向かってのカウンター席はいい感じです

パンタイクタ通りのちょうど真ん中くらいにあるビーチウォーク。ビーチの木陰でのんびりしたり、飽きたらビーチウォークで食事やショッピングをしたりして過ごすのが良さそうです。

Beachwalk Shopping Center (ビーチウォーク ショッピングセンター)
Jl. Pantai Kuta, Kuta Selatan, Kabupaten Badung, Bali 80361
Open : 10:00~22:00 (Fri-Sun ~23:00)
Tel : 0361 8464888

>>> 大型スーパーマーケットも入っている「モルバリギャレリア」もおすすめ!

3. ショッピングモールの先駆け的存在 “モルバリギャレリア” は大型スーパーマーケットもある便利な複合商業施設

クタの大型免税ショップDFSに隣接するモル バリ ギャレリア (MBG)。2008年に大型スーパーマーケット「ハイパーマート」が後に併設されますが、モール自体のオープンはさらにその前、およそ20年前くらいでしょうか?その間に何度も大々的な改装をしたりと変貌を遂げて、やっと今のカタチに落ち着きました。20年以上も前の建物が基になっているので、エスカレーターや階段など使い勝手がいまいちなところもありますが、ショッピングしてご飯を食べて遊んでお茶して、最後に日用品や食材を買って帰るという、全部の用事が賄える場所といったら、ここしかないと思います。若いロコたちは略して「MBG (エムベーゲー)」と呼び、幅広い年齢層に親しまれている感じです。インドネシアの老舗デパート「マタハリ」が入っていて、お手頃価格のサンダルやバッグ、洋服なども揃っています。

モル バリ ギャレリアは東西に伸びる長方形の建物で、中心には大きな吹き抜けの広場があり、左右は中庭があり、それを囲むようにテナントが入っています。

建物中央の大きな吹き抜けスペース

南のメインゲートを入ると中央の吹き抜け広場ですが、その広場の奥1階にH&M、2階にユニクロがあり、おそらくバリ島に何店舗もある店の中で一番売り場面積が広いのでは?と思います。

モル バリ ギャレリア内は下記のような配置になっています。

地下/ 駐車場

1階 / レストラン(漁師、丸亀製麺など)、カフェ(スターバックス、J.COなど)、コスメ(ロクシタン、ボディショップ、ビクトリアシークレットなど)、ファッション(H&Mなど)、生活関連用品センター(ACE)、マタハリデパート、特設会場など

2階 / ハイパーマート、ファッション(ユニクロなど)、スポーツ用品店、キッズ用品、マタハリデパート、書籍・文房具(グラメディア)など

3階 / アイススケートリンク

まずはハイパーマートから。ここでは通常のスーパーの品揃えに加えて、電化製品、工芸品なども売られています。かなり広いフロアです!

ハイパーマート入り口

大きな倉庫といった感じの造りです。

果物も豊富に揃っています。買ってホテルで食べてもいいですね!

インドネシアはコーヒーの産地として有名ですが、おしゃれなパッケージのコーヒーもたくさん売られています。

話題のルアックコーヒーも!

私が好きなバナナチップス。パッケージも可愛いのでお土産にも

根強い人気のエリップスヘアビタミンは種類も豊富

海やプールで大活躍のビーチサルンはここで調達!

モル バリ ギャレリアは私も以前から時々行っていますが、ランチを丸亀製麺で食べて、J.CO(ジェイコ)でお茶というのがパターンです。そんなお気に入りのJ.COがこちら。J.COはインドネシア発信のドーナツチェーン店で1階南口メインゲートの近くにあります。

ドーナツがメインですが、ケーキやヨーグルトアイスなどもあります。コーヒーもなかなかイケてます。ダンキンやミスドもバリ島にありますが、ここのドーナツはふわふわで軽いのが特徴!

アイスカフェラテはお手頃な値段 Rp.27,000。しかもグレーズドーナツが無料でついてきてお得感いっぱい!そしてこのドーナツがこれまた美味しいのです。

※ 1 ルピー =0.0095 円(2024年4月23日時点)

モル バリ ギャレリアは、ブランドものから庶民的なものまで幅の広い商品が揃っているのが特徴です。特にハイパーマートは、リーズナブルなお土産を探しに来ている日本人のお客さんをよく見かけます。現在お隣りのDFSと繋げる工事もしていて、免税店でお目当てのお買い物をしたら、モル バリ ギャレリアでバラマキ土産を物色なんてこともさらに簡単にできそうですね。

Mal Bali Galeria (モル バリ ギャレリア)
Jl. By Pass Ngurah Rai, Kuta, Kabupaten Badung, Bali 80361
Open : 10:00~22:00
Tel : 0361 755377

日本とは趣の異なるバリ島のショッピングモール。食事もお買い物も快適に要領よく楽しめるモールはやっぱり魅力的です。どこも広いので最低でも半日くらい時間に余裕を持って行きたいところ。また、全て定価制なので、いちいち値段交渉しなくてもよく、気軽にお買い物ができるのもいいですね。それではまた!

岡田美和
バリ島に住んで26年。バリ島発行のHISフリーペーパー「バリフリーク」編集部員を11年勤めた後、2011年に独立しデザイン会社「MIMO Creation」を立ち上げる。バリ島旅行関係の記事、情報など発信し、旅行社のガイドブック作成なども手がけている。

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