トヨタと損保ジャパン子会社、新車購入者限定の新保険「愛車PROTECT トヨタのミニ車両保険」全国展開へ 月々1500円以下で最大10万円を補償

by 編集部:椿山和雄

2024年4月23日 発表

トヨタファイナンスと損害保険ジャパンの子会社Mysurance(マイシュアランス)は4月23日、新車購入者を対象に、万一の事故時には最大10万円を補償し、自動車保険の等級に影響しない保険商品として「愛車PROTECT トヨタのミニ車両保険」の取扱販売店を、全国のトヨタ販売店に順次拡大していくと発表した。

「愛車PROTECT トヨタのミニ車両保険」は新車購入者限定で加入でき、加入は新車購入時のみ、最長3年間更新可能、保険料は月々1500円以下といった特徴を持つ保険の新商品。

補償内容は、1事故あたり最大10万円を補償するもので、自損事故や車同士の事故のほか、飛び石やいたずら傷など、車両保険の一般条件と同等の幅広い補償を提供。加入の条件としては、同保険で補償対象とする自動車が他の自動車保険において、車両保険の免責金額(自己負担額)が10万円以上の場合、車両保険をセットしていない場合のいずれかの条件を満たす場合に加入できるとしている。

「愛車PROTECT トヨタのミニ車両保険」は、2023年8月より一部のトヨタ販売店を通じて先行販売してきたが、先行販売店で好評だったことを受けて全国展開することとなった。

同保険では、P2P(Peer to Peer)という仕組みを活用し、新車購入者の集団(Pool)を形成して、保険事故が発生した場合はこのPoolから保険金を支払うというもの。保険料は、前月の保険金支払総額と加入契約数によって合理的に算出し毎月変動する。

従来のP2P保険は「保険会社と保険契約者」という関係で、保険契約者同士で保険料を負担し合うことが一般的であったが、同保険は「保険契約者と販売店」の新たなコミュニティ創造を目指し、販売店が保険料の一部を負担することができる、日本初のハイブリッド型P2P保険の仕組みを構築した。

トヨタファイナンスでは現在、全国のトヨタ販売店に同保険制度の導入を勧める活動を行なっていき、導入を決定したトヨタ販売店から順次、顧客に保険の案内を開始する予定としている。

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