グリーリッシュ、ブーイングを浴びるのは「少しも苦にならない」 今季のパフォーマンス低下は「自信を持てなかった」

写真:シーズン当初は自信をもってプレーできなかったという

マンチェスター・シティに所属するイングランド代表FWジャック・グリーリッシュは、試合中にブーイングを浴びることは少しも気にならないのだという。また、今季における自身のパフォーマンスについても触れた。イギリス紙『ミラー』が伝えている。

グリーリッシュが自身へのブーイング、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)敗退、今季のパフォーマンスや負傷の影響について語っている。同選手は、相手チームのサポーターからブーイングを浴びせられることが多いが、そのブーイングはむしろ逆効果だという。その理由をこう述べた。

「相手チームのサポーターからブーイングを浴びるのは少しも苦にならないね。調子も、状態もいい。自信を持ってプレーできていると感じられるし、ブーイングされるのは好きなんだ」

マンチェスター・シティはレアル・マドリードとCL準々決勝を戦い、PK戦の末に敗れた。2季連続となる3冠達成の望みはなくなったが、グリーリッシュは「プレミアリーグリーグとFAカップを優勝できれば大成功のシーズンになる」と前を向いた。

「シーズンの最後までこの調子を保てるといいね。まだ、プレミアリーグとFAカップの2つのタイトルが残っている。シーズンは終わっていないし、僕はタイトル獲得へ大きく貢献できると思っている」

今季、グリーリッシュは新たに加わったベルギー代表FWジェレミー・ドクの台頭や、負傷による影響で思うような成績を残せていない。同選手はこれまでのシーズンを振り返り、こう回想した。

「昨季はいいシーズンを過ごせていたことを考えると、難しい。僕はチームの主力の1人として活躍していた。今季の初めに足をケガして1カ月プレーができなかった。調子も万全じゃなかったし、自信を持ってプレーできなかった」

「2024年になってからも、鼠径部を何度かケガした。でも、今は調子も取り戻したし、勇気を持ってプレーできている。チームのなかで中心的な役割を担えていると思っている」

また、グリーリッシュに対する批判として、ゴールやアシストが少ないという指摘がある。この指摘に対し、同選手はこう答えた。

「マンチェスター・シティは1億ポンドで僕を獲得した。ただ、サッカー選手として8ゴール以上を決めたシーズンはなかった。だから、僕にアーリング・ハーランドのような役割を期待して獲得したわけじゃない」

「すばらしいプレーをしても、その試合でゴールやアシストを決められなかったら『活躍しなかった』と言われる。逆にゴールさえ決めれば、プレーの内容が悪くても『活躍した』と評価される」

自信を取り戻したというグリーリッシュは、リーグ戦、FAカップ、CLなど重要なシーズン終盤の重要な試合で先発出場を続けている。

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