故・叶井俊太郎さん、最後のプロデュース作品 映画『新・三茶のポルターガイスト』ポスタービジュアル解禁

映画『新・三茶のポルターガイスト』ポスタービジュアル(C)2024 REMOW

心霊ドキュメンタリー続編『新・三茶のポルターガイスト』より、ポスタービジュアルが解禁された。

本作は、昨年3月に公開され、日本中に衝撃を与えた心霊ドキュメンタリー映画『三茶のポルターガイスト』の続編。あれから1年、ヨコザワ・プロダクションではさらにもの凄い現象が起きていた。

照明の明滅、鏡から噴き出す水、壁に取り付けられた時計の落下、そして白い手――。数々のYouTuberやテレビの取材が殺到し、某テレビ番組では放送不可能とされ、その真相を突き止められなかった場所に、オカルト編集者・角由紀子が再び潜入する。定点カメラ、降霊術、サーモグラフィ、ついには物理学者・超心理学者を交えて“徹底検証”し、我々の想像を超える“物体”の撮影に遂に成功した。

今回収録された心霊現象は、天井や床から現れる「白い手」、激しく揺れるホワイトボードや壁掛け時計、降霊術中に現れる「黒い手」と激しく揺れる天井、宙に浮く魔法円、11人のダンサーの背後に現れた「12人目の男」、棚の隙間から現れた「頭」。そして、ついにアレが正体を現した。

映画業界に数々の伝説を残し、2月にこの世を去った故・叶井俊太郎が最後にプロデュースし、完成を心待ちにしていた本作。残念ながら、完成版を観ることなくこの世を去ったが、彼の作品へのこだわりが随所に現れた作品となっている。

監督を務めたのは、『怪談新耳袋』でデビューし、ホラー映画からアイドル映画、テレビドラマなど幅広いジャンルを手掛け、衝撃のドキュメンタリー映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』を大ヒットさせた豊島圭介。「この映画の最後にお見せする心霊映像は、後世にその名を残すこと間違いない、インパクトと信憑性の2つを兼ね備えた、世にも怖ろしいものであるということだ」と、その内容に自信を見せる。

企画プロデュース・出演には、オカルト編集者で自身の運営するYouTubeチャンネル「ヤバイ帝国」が登録者数17万人越えの角由紀子。「『あまりにも怖すぎる作品だから、公開を中止しよう』と映画プロデューサーからガチで打診されました。彼は『上映中に卒倒する人が出るかもしれないから公開をやめよう』と本気で私に相談してきたのです。それくらいヤバイ作品なのは確かです」と、驚きのエピソードを明かす。

また、クリストファー・ノーラン監督『TENET テネット』字幕科学監修などでも知られる東京工業大学理学院物理学系助教・山崎詩郎、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)など、多数のメディア出演や講演で知られる超心理学者・小久保秀之らが、心霊現象を科学的に解明する学者として参加。東出昌大がナレーションを担当する。

東出は「昨今、コンプライアンスの問題もあり、心霊現象を扱うといったテーマの作品を作ることは難しいのですが、この作品は大人たちが三軒茶屋の雑居ビルに潜入して、本気で心霊現象に立ち向かったドキュメンタリーです。心霊現象のその先が映っていますので、是非劇場でご覧ください」とコメントを寄せた。

映画『新・三茶のポルターガイスト』は、6月21日より全国公開。

豊島圭介監督、角由紀子のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■監督:豊島圭介

僕は間近であの手を見た。あれがCGでないことだけは断言できる。ただ、ラスベガスクラスのイリュージョンだと言われてしまったら、取り敢えず否定できるだけの根拠はない。この映画は、ヨロザワ・プロダクションで起きる数々の怪奇現象が「ホンモノ」なのかどうかを検証しようと奮闘したものである。その結果は皆さんに判断を任せたい。ただ一つ言えるのは、この映画の最後にお見せする心霊映像は、後世にその名を残すこと間違いない、インパクトと信憑性の2つを兼ね備えた、世にも怖ろしいものであるということだ。

■企画・プロデュース・出演:角由紀子

「あまりにも怖すぎる作品だから、公開を中止しよう」と映画プロデューサーからガチで打診されました。彼は「上映中に卒倒する人が出るかもしれないから公開をやめよう」と本気で私に相談してきたのです。それくらいヤバイ作品なのは確かです。フィクションのホラー映画よりも圧倒的に怖くて危険で、CGも人間の想像すらも超えています。感性が鋭い人は気絶するかもしれません。ですが、観客にアピールするためにシナリオを調整したわけではありません。冷静な視点で心霊現象と本格的に向き合ったら偶然にもヤバすぎるものが撮れてしまったのです。本作では、懐疑論者でさえ説明に苦しむ驚異的な現象が連続して起きてしまいます。そして、科学者がハイエンドの科学機器を使って調査した結果、信じられない証拠がいくつか得られます。心霊現象を追うだけのつもりが、この世界の“時空の歪み”にまで踏み込んでしまった……そんな映画です。

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