WBC優勝の瞬間が再注目 水原一平容疑者が歓喜の輪から〝排除〟され「居場所がなくて帰っていく」

ダルビッシュの胴上げには”参加”していた水原一平容疑者

ドジャース・大谷翔平(29)の元通訳の水原一平容疑者(39)が大谷の口座から1600万ドル(約24億5000万円)を不正に送金したとして連邦検察に訴追された事件をきっかけにし、昨年3月のWBCの映像が再注目されている。水原容疑者は通訳としてチームに帯同し、特にヌートバーの横で周囲とのコミュニケーションの橋渡しをやっていた。公開された映画「憧れを超えた侍たち」や多くの関連動画にその〝働きぶり〟が映り込んでいる。

そんな中で話題に上がっているのが、米国との決勝で大谷がトラウトを空振り三振にとり、優勝を決めた瞬間の映像だ。センターからの定点カメラでナインの喜びの様子を捉えており、注目すべきは水原通訳の動き。マウンドの大谷に1人だけTシャツ姿で一早く駆け寄って喜びを爆発させたが、その後に選手が続々と集結。もみくちゃにされた水原通訳は外野から遅れて駆け寄った近藤に後ろに弾かれるように輪の外に出され、すごすごと1人退散している。

これにはSNSで「しょんぼり去っていくの草」「コーチ陣より通訳が早く出て行っているのがヤバい」「相手にされてなくて草」「最後は居場所なくて帰っていく」「フィジカル勝負なら近藤の勝ち」「去る瞬間が逆再生みたいで草」「当時の記録として生々しくていい」などと反響を呼んでいる。通訳として世界一に貢献したのは間違いないが、歓喜の瞬間はさすがに一歩下がった方がよかったかもしれない。

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