企画展「戦場からのことば」兵士の手紙や遺書を紹介

太平洋戦争中に出征した兵士の手紙や特攻隊員の遺書を紹介する企画展が北九州市で開かれています。

企画展「戦場からのことば」では家族に宛てた手紙や遺書など、およそ90点が展示されています。

特攻隊員として、スマトラ島付近で19歳で戦死した福岡県出身の中村正直さんの遺書もあります。

今回の企画展のために遺族から貸し出されたもので、「御母さんの御健康を祈ります」などと遠く離れた母親を気遣う言葉がつづられています。

平和のまちミュージアムの小倉徳彦学芸員は「手紙や遺書に触れていただくことでどんな思いを抱いていたのかを知ってほしい。何か感じて持って帰ってもらうことができれば」と話しました。

この企画展は7月15日まで開かれています。

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