がん闘病中の経済アナリスト森永卓郎氏“ニセ広告”に怒り 息子・康平氏「父も相当頭にきている」巧妙な手口とは?

SNSで有名人の名前をかたり投資を勧める、悪質な“ニセ広告”に怒りの声をあげるのは、がん闘病中の経済アナリスト・森永卓郎さんの長男で、同じく経済アナリストの森永康平さんです。

森永卓郎氏の長男・経済アナリスト森永康平氏:
やっぱ、人の病気とかをネタにして、そういう詐欺行為を働くっていうのは、ただでさえ悪質なのにより悪質だなっていうふうに思っていまして。父親もちょっと本件に関しては相当頭にきている。

がんで闘病中の父・森永卓郎さんの写真を悪用したニセ広告。卓郎さん本人も怒っているといいます。

さらに、卓郎さんと康平さんが実際に話した内容が、ニセ広告の文章に悪用されるケースも…。

森永康平氏:
僕とか父親の出てるラジオを聞いていたりとか、YouTubeを見ていたりしてるっぽくて、そこのラジオで喋った話とかを結構うまく盛り込んでるんですよ。
「これラジオでこの間、しゃべってた話だ」みたいになっちゃって、逆に知っているからこそ、より引っかかっちゃうみたいな仕組みがあって、すごくたちが悪いなと思いますね。

卓郎さんだけでなく、息子の康平さんも“ニセ広告”に悪用されています。
康平さんを名乗るニセのLINEアカウントは、QRコードをスキャンするとグループLINEに誘導。参加すると、本人を名乗るアカウントが銘柄をお勧めするという形になっています。

「優秀だから特別な話を」と1対1に持ち込み信じ込ませ、実際に「めざまし8」取材班も2人の“森永康平”と2人の“森永卓郎”とつながりましたが、「全て偽物」でした。

森永康平氏:
「がんで闘病していて、最後だから投資を教えたい」みたいな発言って、父親にも普通に失礼ですし、そういうがんとかっていうものを、詐欺の材料に使うっていうこと自体がもう本当にありえないと思うので、反省しろとは言いたいですけど。
(めざまし8 4月23日放送)

© FNNプライムオンライン