任意捜査応じず海外に・・大麻所持で逮捕も不起訴

福岡市城南区で去年5月、大麻を含む植物片などを所持したとして、逮捕されていた23歳の男性について福岡地検は19日付で不起訴処分としました。

警察によりますと、福岡市城南区田島の無職の男性(23)は去年5月、福岡市城南区別府の路上で職務質問された際、乗っていた車内から大麻特有の臭いがしたため調べようとしたところ、「任意捜査には応じません」などと言いました。

そのため、警察が捜索令状をとり、車内を調べたところ、大麻を含む乾燥植物片0.011グラムと、大麻片0.001グラムが見つかったということです。

警察が大麻の正式鑑定を進める中で、男性は海外を含む複数の場所に転居していました。

その後、居場所が判明し、今月9日、大麻取締法違反の疑いで逮捕されていました。

警察の調べに対して黙秘していました。

福岡地検はこの男性(23)について19日付で「起訴するに足りる証拠なし」として不起訴処分としました。

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