土田鶏卵が新養鶏場を建設、卵出荷を月間600トン増 福井県南越前町、2025年春に稼働

福井県南越前町湯尾に建設するデイリーエッグツチダ南越前農場のイメージ図(土田鶏卵提供)

 卵卸売りの土田鶏卵(本社福井県福井市御幸2丁目、上野顕士社長)がこのほど、同県南越前町湯尾に関連会社「デイリーエッグツチダ南越前農場」を設立した。40万羽規模の新鶏舎を建設してグループの卵出荷量を月間約600トン増やすほか、鳥インフルエンザなどに対する防疫力強化を図る。2025年春の稼働を目指す。

 土田鶏卵で販売している卵を生産する「デイリーエッグツチダ」は現在、同県坂井市とあわら市の3養鶏場で計70万羽を飼育。グループで四つ目となる養鶏場は約2万9700平方メートルの敷地内に鶏舎4棟、堆肥設備、管理棟を建設する。5月末ごろ着工し、本年度内に完成予定。

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