「私の責任だと思っています」 静岡・牧之原市送迎バス園児死亡事件初公判 当時の園長ら起訴内容全面的に認める

静岡・牧之原市で送迎バスに園児が置き去りにされ、死亡した事件の初公判が開かれ、当時の園長と元担任が起訴内容を認めた。

当時3歳だった河本千奈ちゃんは、2022年9月、静岡・牧之原市で、認定こども園の送迎バスに置き去りにされ、重度の熱中症で死亡した。

業務上過失致死の罪に問われた、当時の園長でバスを運転していた増田立義被告(74)と、当時のクラス担任の西原亜子被告(48)は、共に起訴内容を全面的に認めた。

被告人質問で、増田被告は「千奈ちゃんを失わせてしまったことを、両親におわび申し上げたい。私の責任だと思っています」などと述べて謝罪し、河本千奈ちゃんの父親から、千奈ちゃんが亡くなった時の気持ちを考えたことがあるかと問われると、「苦しい思いをしていたと思う」と述べた。

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