ガザ南部の病院敷地から283人の遺体 ハマス“一部には拷問された跡”と主張

イスラム主義組織ハマスは、イスラエルが部隊を撤収させたパレスチナ自治区ガザ南部の病院敷地内で283人の遺体が見つかったと発表した。一部には拷問された跡があったと主張している。

ガザの当局は22日、イスラエル軍が撤収した南部ハンユニスにあるナセル病院の敷地内で、これまでに283人の遺体が埋められた状態で見つかったと発表した。

地表にはごみが捨てられるなど、イスラエル軍が意図的に隠蔽していたと主張している。

ガザ当局は、遺体には女性や高齢者も含まれ、中には手錠をかけられ処刑されたとみられるものもあったとしていて、イスラエル軍による虐殺だと非難し、国際機関に調査を求めた。

イスラエル軍は、病院がハマスの拠点になっているとして周辺を包囲して数週間にわたり攻撃していた。

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