春山シーズン本番 山岳遭難を想定し救助訓練

春山シーズンが本格化する時期に合わせ、山形市では山岳遭難を想定した救助訓練が行われました。

訓練には県警の山岳救助隊およそ25人が参加。三手に分かれて山に入り指定された地点に集合した後、コンパスや地形図の確認を行いました。

「県警の山岳救助隊による訓練が行われています。人を背負う特殊なリュックでけが人を運んでいます。」

隊員は山頂まで登った後、複数人で救助者を背負い搬送する方法などを確認しながら下山していました。
県警によりますと2023年県内では68件の山岳遭難が起きていて、この時期は特に山菜採りによる遭難が目立つということです。

県警では山に入る際は携帯電話を持つことや、自分の体調や装備品を管理・確認することを呼びかけています。

【県警山岳救助隊 氏家泰彦隊長】
「特に4月5月6月については山菜を取りに行っての遭難が非常に多くなっているので、これからのシーズン山菜採りを楽しみにしている人は遭難に十分注意して山に入っていただきたい。」

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