J野々村チェアマンが〝築地スタジアム構想〟に言及「いろんな準備はしている」

野々村芳和チェアマン

Jリーグの野々村芳和チェアマンが、〝築地スタジアム構想〟に言及した。

東京都が募集する築地市場跡の再開発事業者として、三井不動産を代表に、トヨタ不動産や読売新聞グループなど11社が参画するコンソーシアムが手掛けることになった。跡地には5万人収容の超多機能型スタジアムを中心に、ホテルやオフィス、シアターホールなど計9棟を整備する計画だ。

再開発の目玉となる超多機能型スタジアムは屋内全天候型施設で、スタジアム、アリーナ、劇場、展示場として利用。野球、サッカー、ラグビー、バスケットボール、音楽ライブ、コンサート、演劇など利用される予定だ。

サッカーも計画に入っていることから、23日のJリーグ理事会後の会見で野々村チェアマンに対してこの件で質問が出た。

サッカー界では以前から都心にサッカー専用スタジアムを建設する計画が出ていることを踏まえて「今でもそのつもりでいろんな準備はしている。場所的なものもそうだし、アイデアを常に僕らも持っていなければいけない。東京都内で活動しているクラブは、大きなクラブから小さなクラブまで、その(専用スタジアムの)思いは常に持っている。あるタイミングが来た時には、いつでもそれを実現できるような準備はしている」と改めて都心部のサッカー専用スタジアムへの意欲を示した。

〝築地スタジアム〟の構想ではサッカー専用ではないため、サッカー界がどのように動くのかは今後注目が集まりそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社