池上彰氏がSNS型投資詐欺を啓発 自身も悪用され

こちらは、自身も名前などを悪用されているジャーナリストの池上彰さんを起用した啓発動画です。著名人になりすました投資詐欺の急増を受け、県警がきょうから公開を始めました。

「もうけ話には裏がある」

そう話しかけるのは、松本市出身のジャーナリスト・池上彰さんです。

「投資目的と謳った詐欺が増えているんです。著名人を騙った広告が、インターネットやSNS上に掲載されていまして、その内容を信頼してアクセスしてしまうと被害に遭ってしまうというんですね」

こちらは、県警が作成した啓発動画です。背景には、著名人になりすました投資詐欺の急増があります。

■実業家・前澤友作さん(10日)
「フェイスブックとインスタグラムに僕の写真を使ったなりすまし広告が出続けている。実際、詐欺被害に遭われている方がたくさんいらっしゃいます」

■実業家・堀江貴文さん(10日)
「僕が実際にしゃべっている(ような)動画とかも出てきているので、この広告でだまされるかと見ていますけど、それでだまされている人がいる」

池上彰さんも、広告に名前などを悪用されている一人です。

「招待されたSNSのグループにはメンバーがいっぱいいるように見えますよね。でもそれ実は全員サクラかもしれないんです。つまり皆詐欺グループの一員だという可能性が極めて高いんですよね。そして2点目、相手は本当に金融庁に登録しているんでしょうか?金融商品を扱うには金融庁への登録が必要なんです」

県警によりますと、「SNS型投資詐欺」の被害は、県内では今年、先月末までに16件・2億5000万円余りに上っています。そこから22日までに9件・およそ9000万円のさらなる被害が確認されています。

© 長野朝日放送株式会社