“総工費3200億円”東京ディズニーシーの新ホテルに初潜入 着工から5年でついにオープン

「ファンタジーシャトー」の外観には映画『ファンタジア』のミッキー【写真:ENCOUNT編集部】

「ファンタジースプリングス」は6月6日オープン

東京ディズニーシー8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」内に新設された東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルのプレスプレビューが23日に行われ、客室などホテル内の詳細が初公開された。

6月6日にオープンする同テーマポートは、『アナと雪の女王』がテーマの「フローズンキングダム」、『塔の上のラプンツェル』がテーマの「ラプンツェルの森」、『ピーター・パン』がテーマの「ピーターパンのネバーランド」の3エリアと、「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」で構成される。2019年5月の工事着手から、コロナ禍を挟み、オープンまで約5年。約3200億円をかけた東京ディズニーシー史上最大規模の開発となった。

ディズニー映画『ミッキーの巨人退治』が岩で表現された魔法の泉【写真:ENCOUNT編集部】

同ホテルは、ファンタジースプリングスの魔法の泉のほとりに立ち、雰囲気を感じながら滞在を楽しめるパーク一体型のディズニーホテルだ。メインエントランスでは、ディズニー映画『ミッキーの巨人退治』のキャラクターが岩で表現された魔法の泉がゲストを迎える。

さらに、同ホテルはラグジュアリータイプの「ファンタジーシャトー」とデラックスタイプの「グランドシャトー」という2棟からなり、パークとホテルを直接行き来することも可能。ホテルタイプそれぞれにラウンジ・客室・レストランなどがあり、どちらに宿泊してもゲストにとってはたまらない空間となっている。

「ファンタジーシャトー」の客室にはラプンツェルやバンビが【写真:ENCOUNT編集部】

客室には「ラプンツェル」や「バンビ」が

「ファンタジーシャトー」は客室数が419室で、客室内は壁紙やベッドなどいたるところに「ラプンツェル」や「バンビ」などのディズニー映画のキャラクターや草花をモチーフにした装飾が施されており、ディズニーファンタジーの世界に包まれた滞在を楽しむことができる。また、客室は位置によってベイエリアサイド、ホテルエントランスサイド、ローズコートサイド、スプリングスサイドの4つの種類に分かれている。

ファンタジースプリングス・レストランは、ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』や『白雪姫』、『眠れる森の美女』をモチーフに、青い鳥やさまざまな森の動物が描かれた絵画が飾られた空間となっており、ブッフェスタイルで料理を味わうことができる。

ディズニー映画『美女と野獣』が岩で表現された魔法の泉【写真:ENCOUNT編集部】

さらに、ラウンジを出たところにあるローズコートには、ディズニー映画『美女と野獣』のキャラクターが岩で表現された魔法の泉(ロックワーク)を中心に、緑豊かな植物が広がる。

「グランドシャトー」の客室は気品にあふれた装飾が施された空間に【写真:ENCOUNT編集部】

バルコニーやテラスからはファンタジースプリングスが一望できる

「グランドシャトー」は客室数が56室で、全客室に併設されたバルコニーやテラスからは目の前に広がるディズニーファンタジーの世界を独り占めするかのようなぜいたくな時間を満喫することができる。立体感のあるモールディングや金箔が施されたカルトゥーシュなど、豪華なだけでなく気品にあふれた装飾が施された空間だ。

また、客室料金にはパーク内のアトラクションをスムーズに楽しむことができるアトラクション利用券や専用の鑑賞席でゆったりとショーを堪能できるショー鑑賞券が含まれており、パークを楽しむためのさまざまな特典もついている。

レストラン「ラ・リベリュール」には『美女と野獣』の絵画が【写真:ENCOUNT編集部】

レストラン「ラ・リベリュール」は、宿泊ゲストだけが利用できるクリスタルのシャンデリアが印象的な気品ただよう最高級のダイニングホールで、東京ディズニーリゾートはじめての本格的なフランス料理を堪能できる。

そして、東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルには、いたるところで“トンボ”が目に入る。これは、ホテルが旅と冒険を愛する“ダッチェス”と呼ばれるひとりの女性が一匹のトンボに導かれてたどり着いた魔法の泉の近くに建てたものであることと、ダッチェスの家紋がトンボであったことが由来となっている。宿泊の際にはディズニーキャラクターだけでなく、“トンボ”を探すのも楽しみ方の1つになりそうだ。ENCOUNT編集部

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