「ごめん、野球に賭けた」「俺にも通訳がいればよかった」MLB大物レジェンドがサインボールで大谷翔平を“再び皮肉”! 米問題視「あなたの立場わかってる?」

大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)を皮肉る米球界レジェンドのメッセージが物議を醸している。

野球賭博への関与でMLBから永久追放処分を科されたピート・ローズ氏がミネソタ州セントポールで開かれたサイン会に出席し、同氏がボールに記した一文が大きな波紋を呼んでいる。

米メディア『TMZ Sports』によると、ローズ氏は集まった多くのファンにサインしたボールに「ごめん、俺は野球に賭けた」「オオタニも謝っている」「俺にも通訳がいればよかった」などと、大谷を揶揄するようなメッセージを次々に書いたという。

メジャー通算4256安打の最多記録を持つピート・ローズ氏は先月にも、大谷に向けて聞き捨てならない問題発言を残している。大谷が本拠地でのシーズン開幕前に元通訳だった水原一平氏を巡る違法賭博問題で身の潔白を発表した声明について持論を展開。そのなかで、「70、80年代に自分にも通訳がいてほしかったな。そうすれば、俺は無罪放免だったのに」と爆弾発言。まるで大谷を皮肉るようなコメントを残し、一部ファンから猛烈な批判を浴びた。
同メディアは「ピート・ローズが週末、ドジャースのスーパースターを再びからかった」と報じ、「米連邦捜査当局はオオタニは被害者だと言っているが、ローズはそれを信じていない。メジャーリーグは、イッペイ・ミズハラの刑事事件が解決するまで調査を一時停止し、オオタニやその他の関係者をこれ以上調査するかどうかを決めることにしている」と伝えているが、最後に「ピートよ、あなたの立場はわかっているはずだ」と見過ごせないサインの意図を問題視している。

MLBで輝かしい記録を持つローズ氏だが、1989年、シンシナティ・レッズの監督時代に野球賭博に関わったとして、米球界から永久追放処分を受けている。当初は否定していたが、のちに賭博を告白。引退後も野球などの賭博を続けていると明かし、「私は自分のチーム(レッズ)の勝利だけに賭けた。間違いを犯したが、野球を汚しはしなかった」とも語っている。

82歳のレジェンドが再び犯した問題行動。騒動は決して小さくない。

構成●THE DIGEST編集部

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