【気象予報士が解説】「熱中症特別警戒アラート」の運用開始へ 24日遅い時間は雨脚強まる所も 【新潟】

24日から今年の「熱中症警戒アラート」の運用開始

23日は、南よりの暖かい風が吹いて、平年よりも気温の高くなった所が多くなりました。

さて、23日は新潟地方気象台から最新の3ケ月予報が発表されました。新潟県を含む北陸地方は、5月6月7月の降水量はほぼ平年並みの見込みということで、梅雨の時期は例年通り、まとまった雨の降る日もありそうです。

一方、気温は期間を通して平年より高くなる見通しです。夏に向けて、農作物の管理などに加えて、私達も早めの熱中症対策が必要になりそうです。そんな中、24日から今年の「熱中症警戒アラート」の運用が始まります。暑さにより、熱中症の危険性が極めて高くなると予測される場合に発表されるものですが、今年から新たに「熱中症特別警戒アラート」というものも導入されます。細かい発表基準は色々とありますが、皆さんに覚えてもらいたいのは「熱中症特別警戒アラート」が出る時は、過去に例のない危険な暑さであるということです。

熱中症警戒アラートが出る時よりも、もう一段階強い警戒をしないといけません。従来の熱中症対策では不十分な可能性もあるので、一層気を引き締めて自分自身はもちろん、ご家族など、周りの人の命も守る行動を取って下さい。

さて、24日の県内は断続的に雨が降りそうです。24日朝6時の天気の移り変わりでは、下越や佐渡で晴れ間が出る一方で、上越や中越では雨雲がかかるでしょう。そして、昼頃にかけて、まとまった雨雲が通過していくでしょう。午後も雨が降ったりやんだりの天気となりそうです。
特に夜は、下越や佐渡を中心に雨脚の強まる所もありますので、お出かけの際は大きめの傘があるとよさそうです。

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