とべ動物園でエンタメな楽しみ!「現実×仮想」動物がさらに近くに 新たなサービススタート【愛媛】

デジタルの力で動物の魅力を発信です。愛媛県砥部町のとべ動物園で23日から新たなサービスがスタートしました。エンターテインメントな動物園の楽しみ方が増えそうです。

鈴木瑠梨キャスター:
「きょうからとべ動物園で新たなサービスが始まりました。使うのはスマートフォンです」

とべ動物園で始まったのは、無料で利用できるガイドコンテンツ「どうぶつガイド」。現実世界と仮想世界を合成させる「MR技術」を活用していて、デジタル技術で地域課題の解決に取り組む県のプロジェクト「トライアングルエヒメ」の一環で導入されました。東京の企業「GATARI」が技術を提供しています。

「どうぶつガイド」の利用は、スマートフォンに「Auris」という専用アプリをインストールして、対象のエリアにあるQRコードを読み込みます。スマホの画面を施設に向けるとガイドが流れてきます。

ガイドに従って中に入り進んでいくと

ガイド:
「ライオンたちの姿が見えますか?ライオンはアフリカのサバンナに生息する動物で茂みのある岩地や乾いた平原で暮らしています。きょうのご機嫌はどうでしょうか?」

鈴木キャスター:
「きょうのご機嫌は…落ち着いている様子ですね。ライオンの基礎知識も紹介してくれるんですね」

さらに施設内にあるクイズにアプリで答え、動物の知識を深めることもできます。

またサバンナエリアでは音声に特化。「ハゲコウ」が羽ばたいている音をイヤホンを通じてリアルに聞く体験ができます。

「どうぶつガイド」はほかにもアフリカゾウ舎など、園内5カ所のエリアに導入されています。

そして新たなサービスはガイドだけでなく謎解き体験もスタート。ガイドでも使うアプリ「Auris」に加え、売店で販売している冊子を購入して参加することができます。アニメソングなどで人気の宇和島市出身のアーティスト「オーイシマサヨシさん」扮する名探偵と一緒に謎を解いていきます。謎は謎解きクリエイターの海野名津紀さんが制作しました。

海野さん:
「だれでも楽しんでもらえることをテーマに作っていて、小学1年生から、最後までやるとなると大人まで、なかなか解くことができない骨太の設計。動物の知識を付けながら楽しむことができる設計にしてあります」

ガイドは常設で利用でき、謎解き体験は来年3月末まで公開する予定です。

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