「辞める覚悟ないと声をあげられない」南城市役所のハラスメントめぐり意見交換会

南城市の古謝市長の運転手を務めていた女性が、市長からセクハラを受けたと名乗り出た問題など、市役所内部のハラスメント問題について、真相解明を求める意見交換会が開かれました。

南城市では、古謝景春市長の運転手をしていた女性が市長からセクハラを受けたとして、市や市長を相手に裁判を起こしているほか、野党市議など有志が行った職員アンケートでは複数のセクハラに関する回答が寄せられるなど、ハラスメント問題が表面化しています。

こうしたなか今月21日、問題の真相解明を求める市民団体が開いた意見交換会にはおよそ70人が参加しました。

参加者
「私もすぐに解決すると思っていた。普通だったら誰もが納得いく方法でこのことが解決出来たらいいなと思っています」

参加者
「この間公開されたアンケートを見ても、涙が出るんですよ。職員の中にこんなに多くの方が、ちゃんとした意見を持っているんだな。変えたいと思っているんだなと勇気をもらいました」

参加者の中には市の職員もいて、市長がセクハラ被害を訴える女性の個人情報を自身のSNSに書きこんだことなどに触れ、「本当に恐ろしい状況。辞める覚悟がないと声を上げられない」と話しました。

主催した市民団体は、上がった意見をまとめて市や市議会に届け、真相を究明するよう働きかける予定です。

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