県内初の小中高一体型校舎 連携教育で新たな学びに期待 秋田・由利本荘市

秋田県由利本荘市の矢島小学校が、近隣の中・高の校舎に増築する形で新たな歴史を歩み始めた。県内初となる小中高一体の校舎で、連携した教育が進められる。

由利本荘市の矢島小学校は、全校児童121人。

23日は、3月に完成したばかりの体育館で神事が行われ、関係者が学校生活の安全を祈願した。

矢島小学校は、事業費約22億円をかけて新築され、矢島中学校、矢島高校と約250メートルの長い廊下でつながった。

新設された和室を共有するほか、小中高の教員が垣根を越えて授業を行う。

新しい校舎について5年生の児童は、「かっこいい。中学の先輩とまた会えるのが楽しみ」「木の匂いがしてとても良い。小学校にいない人が来るので気になる」などと話していた。

矢島小学校・大庭良久校長:
「これまでにできなかった経験や体験がたくさんできると思っている。いろいろな刺激を受けて成長していけるのではと期待している」

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