新宿で「もっこり!」大歓声。Netflix映画「シティーハンター」ブルーカーペット

by 酒井隆文

歌舞伎町で行なわれたNetflix映画「シティーハンター」ブルーカーペットの様子(C)北条司/コアミックス 1985

Netflixは4月23日、25日からのNetflix映画「シティーハンター」世界独占配信に先駆け、主演の鈴木亮平、森田望智、安藤政信、木村文乃、監督の佐藤祐市が登場するブルーカーペット・ワールドプレミアイベントを、作品の舞台である東京・新宿で開催した。

Netflix映画「シティーハンター」4月25日より(木)よりNetflixにて世界独占配信(C)北条司/コアミックス 1985

単行本の累計発行部数が5,000万部を突破し、一大ブームを巻き起こした大人気コミック「シティーハンター」が令和の日本で待望の初実写化。主人公・冴羽獠は、東京・新宿を拠点にし、裏社会での様々な厄介事を請け負う超一流のスイーパー(始末屋)。無類の美女好きで、美女に出会うとタガが外れてしまうが、いざ依頼を受ければ、並み外れた銃の腕と身体能力、そして冷静沈着な頭脳で、仕事を遂行する。

そんなクールでおバカでもっこりの冴羽獠を演じるのは鈴木、ヒロイン・槇村香役は森田、獠の相棒である槇村秀幸役は安藤、獠とは腐れ縁の麗しき刑事・野上冴子役を木村が演じている。

イベント当日、シネシティ広場は『歌舞伎町シネ「シティーハンター」広場』に変貌(C)北条司/コアミックス 1985
シネシティ広場のライオン像にも「#シティーハンタープレミア」の文字が(C)北条司/コアミックス 1985
(C)北条司/コアミックス 1985
広場内には撮影スポットや“推しうちわ”が作れるスポットも(C)北条司/コアミックス 1985
劇中にも登場するミニクーパー(C)北条司/コアミックス 1985

イベントは東急歌舞伎町タワーに隣接するシネシティ広場で開催されたが、広場には鮮やかなブルーカーペットや、作品の世界観をイメージした装飾などが施され、1日限りの『歌舞伎町シネ「シティーハンター」広場』に姿を変えて行なわれた。

女装家・ダイアナ・エクストラバガンザ(右)と“とったび”のあーちゃん(左)(C)北条司/コアミックス 1985
コスプレイヤー・火将ロシエル(C)北条司/コアミックス 1985
小室哲哉(C)北条司/コアミックス 1985

当日はイベント開始前に雨が降るなど、生憎の天候だったものの、会場には多くのファンが集結。

イベント冒頭、本編にエキストラとして出演している女装家・ダイアナ・エクストラバガンザ、旅系カップルYouTuber・“とったび”のあーちゃん、コスプレイヤー・火将ロシエル、そして本作のエンディングテーマを担当したTM NETWORKの小室哲哉が特別ゲストとして登場して、歓声を浴びた。

その後、東急歌舞伎町タワーの壁面ディスプレイに予告映像が流れると、ステージに合唱団が登場。「もっこり合唱」のパフォーマンスに会場の熱気が一気に高まると、大歓声のなか、鈴木、森田、安藤、木村のキャスト陣と佐藤監督が姿を現した。

(C)北条司/コアミックス 1985
「ついにここ新宿からスタートです! もっこり!!」と宣言した鈴木亮平(C)北条司/コアミックス 1985

キャスト陣と監督はファンからのサインや写真撮影に応じつつ、ブルーカーペットを練り歩き、留め置かれたミニ・クーパーの前に集合。代表して鈴木が「Netflix映画『シティーハンター』、ついにここ新宿からスタートです! もっこり!!」と声を上げると、集まったファンからも「もっこり!!」のコールレスポンスがあるなど、イベントは大熱狂のなかスタートした。

その後は女性アイドルグループ「アバンギャルディ」が登場し、今作で冴羽獠が羽織っているロングコートを使ったダンスを披露。パフォーマンス後には、ふたたびキャスト・監督がステージに姿を見せ、トークセッションが行なわれた。

(C)北条司/コアミックス 1985
(C)北条司/コアミックス 1985
アバンギャルディによるパフォーマンスも披露された(C)北条司/コアミックス 1985

ガンアクションは「相当レベルの高いものができた実感」。小室哲哉にさらなる新録も要望

冴羽獠を演じた鈴木は「まずはシティーハンターという素晴らしい物語を、シティーハンターを知らない人たちと、ファンの方たちの両方が満足してもらえるように作品を届けなければ、という思いだけでここまでやってきました」とコメント。

「それが今日ついに、ここでイベントを行なうことができ、このあとにはワールドプレミアも行なわれますので最高のスタートが切れたと思います」

また「ガンアクションは大変でした」と撮影のエピソードも明かした。

Netflix映画「シティーハンター」4月25日より(木)よりNetflixにて世界独占配信(C)北条司/コアミックス 1985

「この作品、半分はずっとふざけているんです。めちゃくちゃふざけているんですけど、残りの半分、特にアクションシーンはめちゃくちゃシリアスなんです。」

Netflix映画「シティーハンター」4月25日より(木)よりNetflixにて世界独占配信(C)北条司/コアミックス 1985

「股間に馬の頭をつけて戦ったりするんですが、アクション自体はとてもハード。特にガンアクションとなると、いろいろ大変なことが出てくるのですが、
今まで日本で作られたガンアクションがある作品のどれにも負けたくないという思いで、相当レベルの高いものができたんじゃないかという実感があります」

冴羽獠を演じた鈴木亮平(左)と槇村香を演じた森田望智(右)
Netflix映画「シティーハンター」4月25日より(木)よりNetflixにて世界独占配信(C)北条司/コアミックス 1985

続いて槇村香を演じた森田は「お兄さん(槇村秀幸)がなくなってからの香ちゃんは、漫画でもアニメでもほとんど描かれていません。もし描かれていたら、こんな香ちゃんがいたのかなと思って、毎日撮影していましたし、“香ちゃん”になっていく過程を楽しんでいただきたいです。最後に獠さんとバディになった姿を、しっくり感じていただけたら良いなと思います」とコメント。

Netflix映画「シティーハンター」4月25日より(木)よりNetflixにて世界独占配信(C)北条司/コアミックス 1985

その槇村秀幸を演じた安藤は「原作とアニメは子どものときに観ていましたが、すべての原作エピソードを読んでいたわけではなかったので、現場に入って槇村というキャラクターについて、(鈴木)亮平にとても細かく伝えてもらいながら演じました。亮平にはすごく助けられました。原作のキャラクターひとりひとり、ディテールを細かく研究していたので」と、大の原作ファンとして知られる鈴木に助けられたことを明かす。

すると、野上冴子を演じた木村も「大変だったんです。(話を聞いたとき)本当に私で良いんですか? という気持ちは拭えませんでしたが、原作に似せたかったので、衣装合わせの段階から入念に臨みました。すると鈴木亮平”監督”が(自分の)撮影の合間に抜けてきてくださって『大丈夫です! もう冴子です!』と太鼓判を押してくれたので、カメラの前に立てたなと思います」と、同じく鈴木に助けられたエピソードを明かした。

佐藤監督は「(イベントを行なっている)まさにこの場所で撮影させていただいて、そのために新宿警察署をはじめ、各方面にご尽力いただきました。実際撮影してみると『なんだ、新宿でも撮影できるじゃん』と。もっと撮りたいなと思います」と語った。

小室哲哉から花束を受け取った鈴木亮平(C)北条司/コアミックス 1985

そんなトークセッションには、イベント冒頭でブルーカーペットを歩いた小室が花束を持って登場。鈴木に花束を渡しつつ「今回は代表して僕一人で来ているんですが、こんな出来事が起こるとは思っていませんでした。お疲れさまでした、みなさん」とコメント。

(C)北条司/コアミックス 1985

今作のために新録されたED曲「Get Wild Continual」について、鈴木は「“Get Wildなくてはシティーハンターなし”というくらいの楽曲ですので、どんな楽曲になるかワクワクして待っていました」と語った。

「みなさん知っていると思いますが、Get Wildはエンディングテーマ。シティーハンターが終わって、ちょっと切ない雰囲気が(Get Wildと)ぴったりだなと思っていたんですが、今回はその切なさもありつつ、より始まりの物語、『これからシティーハンターが活躍していくんだ』という疾走感もあって、“Continualとはこういうことか”と楽しませていただきました」

小室は「作品をご覧になったかたは、すぐに感じると思います。『次回作はいつなの?』と」と感想を語ると、鈴木は「もし次回作があれば『STILL LOVE HER』や『RUNNING TO HORIZON』の新録もお願いしたいです」と、早くもオファーを投げかけていた。

イベントの締めくくりに、鈴木は「シティーハンターの聖地でイベントができたことは、本当にぼくにとって一生の思い出になります。Netflix映画『シティーハンター』は始まりの物語です。シティーハンターを知らない人にもぜひ見ていただいて、ファンの方には『うわこれ、めっちゃシティーハンターだな』と思って観たいただきたいです」とアピールした。

イベント会場横の新宿東宝ビルには「もっこり」モニュメントも(C)北条司/コアミックス 1985
イベント会場横の新宿東宝ビルには「もっこり」モニュメントも(C)北条司/コアミックス 1985
イベント会場横の新宿東宝ビルには「もっこり」モニュメントも(C)北条司/コアミックス 1985

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