楽天モバイル、“身に覚えのないeSIMの再発行”に注意を呼びかけ

by 松本 和大

楽天モバイルは、悪意を持った第三者が、ユーザーが利用中のSIMをeSIMとして再発行し、モバイル通信サービスを不正に利用する事案について、注意を呼びかけている。

“SIMスワップ”とも呼ばれる事案で、フィッシングサイトなどの不正なWebサイトを通じ、ユーザーの楽天IDやパスワードを入手した第三者によるもの。ユーザーが利用中のSIMをeSIMとして再発行し、モバイル通信サービスを不正に利用する事案が発生したという。

被害を防ぐための対策

対策として、パスワードを使い回さず、サービスごとに異なるパスワードを設定することや、ログイン履歴を定期的に確認することなどが挙げられている。

また、楽天IDについては「メールアドレス以外をユーザーIDとして使用する」設定が推奨されている。

身に覚えのないeSIM再発行がある場合

すでに身に覚えのないeSIM再発行がある場合は、「楽天モバイル回線の利用停止」→「楽天ID・パスワードの変更」→「楽天モバイル回線の利用再開」→「eSIM再発行」→「eSIMプロファイルのダウンロード」といった手順で対応するよう案内されている。

対応手順がわからない人のために、年中無休の専用窓口も用意されている。電話で問い合わせることができ、受付時間は9時~17時まで。

楽天モバイルでは、さらなる被害を防ぐため、eSIMの再発行に際して確認の連絡をしたり、再発行を保留したりすることがあるという。

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