中国国産大型クルーズ船、2隻目の建造が加速

中国国産大型クルーズ船、2隻目の建造が加速

上海外高橋造船のドックに入る、2隻目となる国産大型クルーズ船。(資料写真、上海=新華社配信)

 【新華社上海4月24日】中国造船大手、中国船舶工業集団(CSSC)傘下の上海外高橋造船は20日、2隻目となる国産大型クルーズ船が既に同社の2号ドックで最終組み立て作業を開始し、建造の加速期に入ったと明らかにした。

 クルーズ船の総トン数は14万1900トン、全長341メートル、全幅37.2メートルで、客室数は2144部屋となる。パブリックエリアの面積は2万5599平方メートル、屋外活動・レジャーエリアは1万4272平方メートルで、エンターテインメント体験を一層充実させる。

中国国産大型クルーズ船、2隻目の建造が加速

2隻目となる国産大型クルーズ船のイメージ図。(資料写真、上海=新華社配信)

 全体の進捗(しんちょく)率は現在20%を超えており、2026年3月末までにドックを離れ、同年末には命名と引き渡しが予定されている。

 上海外高橋造船の周琦(しゅう・き)副総経理によると、同社は系統的で一定規模を持つ国産大型クルーズ船群の構築に向け、超大型、中型、小型クルーズ船の設計・開発を加速させているという。(記者/賈遠琨、狄春)

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