トルコ経済政策に銀行などが信頼感、財務相「有効な対話した」

[アンカラ 23日 ロイター] - トルコのシムシェキ財務相は23日、国際通貨基金(IMF)・世界銀行の春季会合が先週開かれたワシントンで、他国の銀行や財界人、企業、投資家らと「極めて有効な」対話を持ったほか、トルコの経済政策に強い信頼を感じたと述べた。

昨年5月のエルドアン大統領再選後、トルコは異例の低金利政策を転換し、主要政策金利を6月時点の8.5%から50%まで引き上げている。

シムシェキ氏は、トルコの金融政策は完全に機能しており、今後は一連の財政政策がさらに支えになると指摘。ただ、効果を見極めて社会全体の納得を得るにはまだ時間がかかると述べた。

「他国の銀行や国際機関当局者、国際企業幹部、投資家、財界代表、シンクタンクと極めて有効な話し合いを持った」とXに投稿。格付機関とも対話したと明らかにした。

また、「全ての対話において、わが国と経済プログラムに対する信頼が強いことを改めて感じた。今後も忍耐、野心、決意を持って、段階を踏みつつプログラムの実践を継続していく」と記した。

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