桜吹雪の柄があしらわれた輪島塗めおと箸 JTAとJJSが5~6月機内販売 売り上げの一部寄付へ

輪島塗のめおと箸と、ペットボトルのキャップから作ったスマホスタンドをPRする日本トランスオーシャン航空の石戸愛子キャビンチーフ(左)と川上奈津美主任(右)、JALJTAセールスの宇榮原渉アシスタントマネジャー=23日、沖縄タイムス社

 日本トランスオーシャン航空(JTA)とJALJTAセールス(JJS)は5~6月の機内販売で、輪島塗めおと箸と、ビーチや機内で回収したペットボトルのキャップを使って制作したスマホスタンドを販売する。いずれもJTAオリジナル商品。

 めおと箸は1902年創業の創作漆器「瑾齋(きんさい)」が製造した。原材料に、軽さと耐久性に優れた能登ヒバの木を使い、桜吹雪の柄があしらわれている。1セット4800円。売り上げの一部を伝統工芸などの復興のために寄付する。

 スマホスタンドは八重山諸島の海岸に漂着した海洋プラスチックと、機内サービスで使ったペットボトルからキャップを回収し、アップサイクル事業の縄文企画(石垣市)が商品化した。一つのスタンドに31~32個のキャップが使われている。2500円。

 担当者は「機内販売を通じて被災地の復興を支援したい。アップサイクルで環境保全にも貢献できれば」と話した。(政経部・大城大輔)

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