上川外相 麻生トランプ会談に「政府として関与せず」 野党からは「下手だ」との批判も

上川外相は24日の衆院予算委員会で、自民党の麻生副総裁が訪米しトランプ前大統領と会談したことについて、「一議員として行われるものと承知しており、政府として関与していない。個人の立場としての活動について外務大臣としてコメントすることは差し控えたい」と述べた。

立憲民主党の小熊議員が、麻生氏とトランプ氏の会談についてバイデン政権の関係者が「下品だ」などと不快感を露わにしたと報じられたことを指摘すると、上川大臣は「アメリカは非常に大きな国で、いろんな意見があろうかと思う。どなたが言ったかわからない、あったかもしれないが、その反応・受け止めについて、私自身が外務大臣としてお答えをする立場にない」と述べた。

小熊氏は、「もしトラに対応することを否定しているわけではないが、こういう反応が起きることも分かった上でやっているのかどうか。日本外交の玉虫色のやり方、まさに日本外交の真骨頂だなと思った。ただ今回、岸田首相があれだけ厚遇を受けた後というのは、下品とまでは言わないが下手だった」と指摘した。

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