梅雨の出水期を前に日本語に不慣れな外国人が災害現場で通報した際に迅速に対応する訓練が24日佐賀県鳥栖市で行われました。
この訓練は県境での災害発生時に円滑な連携と対応ができるよう佐賀県警と福岡県警の合同で行われました。
大雨で冠水した道路に人が取り残された際、いわゆる「災害弱者」と呼ばれる日本語に不慣れな外国人が第一発見者として通報する想定です。
通報者が日本語を話せない場合は県警が21言語に対応した電話通訳を介して3者通話を行うということです。
警察は通報を聞き取ったあとドローンで状況確認をおこないボートを使って無事救助を完了しました。
弘堂国際学園ホックルムハマドさん
「日本語で話すのはちょっと難しい」」
(通訳がいて助かりましたか?)「はい、助かりました」
福岡県久留米警察署警備課長中野竜馬警部
「110番の中で多言語コールセンターを設置している言葉が通じないからとためらうことなく110番通報を活用してほしい」
両県警は今後も訓練などを通して災害が起きやすい出水期に備えたいとしています。