香港市民が日本で78億ドル消費

日本は常に香港市民にとって人気の観光地であり、特に3月の花見のピークシーズンには人気が高まる。4月20日付香港各紙によると、日本政府観光局の最新データによると、3月に日本を訪れた観光客の数は308万人に達し、単月としては過去最高を記録。このうち香港からの観光客は23万1400人で、前年同期比60%近く増加した。今年第1四半期の香港からの観光客による日本での支出総額は1543億円(約78億ドル)に達し、2019年の同時期と比べて86.3%増、世界第5位となった。 香港住民は平均6.1日間日本に滞在し、1人当たり平均約1万2545ドル、1日あたり約2057ドルを消費しており、中国本土、米国に次いで世界第3位となっている。

春の桜の季節で訪日需要が高まっていることに加え、今年の上海では10月下旬からイースター休暇が始まり、観光客数が初めて300万人を超えた。訪日観光客を地域別で見ると、韓国からの観光客が最も多く、2019年同期比13.2%増の66万3100人、次いで台湾からの観光客が20.4%増の48万4400人だった。中国本土からの観光客は45万2000人だったが、2019年の同時期と比べて34.6%減少した。香港からの訪日観光客が前年同期比59.7%増の23万1400人に達した背景について、日本政府観光局は、イースター休暇と、特に香港―成田間をはじめとする日本への直行便の増加と、沖縄の那覇港に寄港するクルーズ船の増加を挙げた。第1四半期に日本を訪れた香港市民は計62万3600人で、2019年の同時期と比べて23.5%増加した。

またデータによると、香港からの観光客は第1四半期に主に日本でのショッピングに支出し、その金額は544億円(約27億5000万ドル)、総消費額の約35.3%を占め、次に宿泊費が453億円(約22.9億ドル)で約29.4%、飲食費は338億円(約17.1億ドル)で約21.9%となっている。また香港市民の日本滞在日数は平均6.1日で、一人当たり平均約1万2545ドル、1日あたり約2057ドルを消費しており、台湾や韓国よりも高く、世界第3位となっている。

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