元プラマイ岩橋「吉本とテレビ局が僕を終わらせに来た」相方・兼光がTVで解散騒動「許せない」と怒り告白

(写真:時事通信)

今年2月に相方の岩橋良昌(45)の吉本興業との契約解消によってコンビを解散した元プラス・マイナスの兼光タカシ(45)が4月23日、『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日系)で、突然の解散の経緯を初告白した。

プラス・マイナスは、岩橋のXでの度重なる投稿が問題となり事務所と話し合うも、最終的には吉本と契約解消に。それと同時にコンビも解散となっていた。

番組で兼光は「大解散(おおかいさん)しました。21年間やってたコンビ、いきなり解散になりました」と話し始め、「21年コンビやっててこんな終わり方ある? いや、嘘やろ。なんでなん。いきなり首をスパンって切られた感じですかね」と訴え、”解散した芸人からのお願い”というタイトルの文章を公開した。

文章によると、解散は《青天の霹靂だった》といい、《兼光ごめん。ありがとでした。吉本、芸人辞めます。お疲れ様でした》という岩橋のX投稿を目にし、「は?聞いてへんて」と思いつつも、「どうせまた思いつきで言ってんねやろ」と思っていたところ、《ごめんな、辞めるわ。今までありがとう、頑張って》というLINEが来て、ライン1通で解散を告げられたと明かした。

兼光は岩橋に電話したものの電話には出ず、さらに岩橋が《プラスマイナスも解散です》と勝手にXに投稿しているのを目にしたという。《あのラインが彼との最後の連絡だった。んな一方的で身勝手なことある? 21年コンビを組んでてライン1通で終わりって、、寝耳に水だった。寝耳に水どころか、寝耳に硫酸ぐらいだ》と当時の思いを綴った。

岩橋と唯一連絡が取れていたマネージャーに確認してもらったところ、「岩橋さんは解散で、と言ってます」と告げられ「じゃ、じゃあ解散で…」とあっさり解散が決まったという。《あまりにも呆気なすぎた。プラス・マイナスがかわいそう過ぎる。兼光がかわいそうすぎる。怒りと悲しみと切なさと悔しさが入り混じった「何でなん、、」と言う言葉を口にしていた》と虚しい思いを滲ませた。

さらに解散によって、それまでに決まっていた仕事は全てなくなったという。兼光は《残ったのは1年2カ月前に買った家のローンだけだ。残り34年、79歳までお金どうしたらええねん》と悲観。さらに追い討ちをかけるように《1週間後に2年4カ月待った車が来た。火の車が納車された。まだある。もうすぐ赤ちゃんが産まれる。妻は安定期に入ったが僕は不安定期に入った。こんなに重なることある?》と絶望的な状況であったと明かした。

しかし、解散翌日から続々と仕事が入ってきたうえ、1人での仕事は新鮮さもあり《気が楽》でもあるという。SNSなどでは《解散してほしくない》などと好き勝手に言われるが、《僕からしたら「ふざけんな!」だ。振り回されすぎだし、無責任にもほどがある。こんな身勝手な終わり方は絶対に納得いかないし、許せない》と岩橋への怒りをあらわにした。

一方で、《僕はもう切り替えて前に進んでいる。生きていかなければならないのだ。大切な家族を守らなければならないのだ。これからの兼光タカシに期待してください!》と前向きに状況を受け入れていると告白文を結んだ。

放送の翌日、岩橋はXでこの番組の感想を綴る視聴者の投稿を引用し、《吉本とテレビ局が僕を終わらせにきた印象です》と投稿。また、《江頭さんも兼光君も全く悪くないです。それは事実です》とも呟いていた。解散によって2人の間に大きな溝が生まれてしまったようだ。

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