壷阪健登、小曽根真プロデュースのデビュー作より「With Time」を先行配信

(c)Sakiko Nomura

小曽根真が主宰する若手音楽家の育成プロジェクト「From Ozone till Dawn」に籍を置くほか、石川紅奈とのユニット「soraya」としても活動中のピアニストの壷阪健登(つぼさかけんと)。5月15日(水)にリリースするデビュー・アルバム『When I Sing』より「With Time」が本日先行配信された。

今回のアルバムは、全編ソロ・ピアノによる作品。壷阪は小曽根真の勧めで2023年からソロ・ピアノでのライヴをスタート。7月にはスペインのサン・セバスティアン国際ジャズフェスティバルに出演し絶賛を浴びた。さらに11月には銀座ヤマハホールで初リサイタル「Departure」を開催するなど、国内外で注目を集めてきた。

本日配信された「With Time」は、2022年にデジタル・リリースされたEP『KENTO』で発表され、ライヴでも演奏されてきたナンバーだが、今回メジャー・デビューを飾るにあたり新たに再レコーディングされた。ロマンチックなメロディは、壷阪の繊細なピアノタッチとハーモニーセンスの魅力にあふれており、4月10日に先行配信された「Kirari」と併せて、壷阪の懐の深い音楽性を感じさせる。

「With Time」の再レコーディングに関して、壷阪は次のようにコメントしている。

「With Time」は僕がソロ・ピアノを始めるにあたって最初に取り掛かった一曲で、2022年にもスタジオ録音を残しています。その後、様々な編成や場所で演奏を続ける中で、「時間とともに」この曲への向き合い方にも変化がありました。同じ曲でも、自分が新しい気持ちで演奏しつづけると、曲も生き物のように成長していく、とても面白い経験でした。その変化を残したくて、改めてもう一度アルバムにも録音しました。

<YouTube:With Time

小曽根真のプロデュースによる今回のデビュー・アルバムは、全曲、壷阪のオリジナル曲で構成。クラシックのコンサートホールで録音されたピアノの響きも特筆すべき美しさだ。

尚、壷阪健登は、5月には東京フィルハーモニー交響楽団の2公演に招かれて、「ラプソディ・イン・ブルー」を演奏する。また、6月27日(木)には「METROPOLITAN JAZZ Vol.04 TOKYO PIANO NIGHT」と題するコンサートに出演し、小曽根真、大林武司、シャイ・マエストロ、アマーロ・フレイタスともにステージに立つ。また、6月8日(土)にはタワーレコード渋谷店にてアルバム発売記念のミニライヴ&サイン会を開催する。

■リリース情報

壷阪健登『When I Sing』
2024年5月15日(水)発売
CD:UCCJ-2234 ¥3,300(税込)
Verve/ユニバーサルミュージック

ご予約・試聴はこちら→https://Kento-Tsubosaka.lnk.to/WhenISing

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