石丸市長「恫喝」訴訟 一審は安芸高田市側が敗訴 控訴審は即日結審

TSSテレビ新広島

安芸高田市の石丸市長が市議から「恫喝」されたとSNSに投稿したことをめぐり一審で市側が敗訴した裁判の控訴審が始まりました。安芸高田市は改めて訴えを退けるよう求めています。

この裁判は安芸高田市の石丸 伸二市長が山根 温子市議から「敵に回すなら市長の政策に反対する」と言われ恫喝を受けたとSNSで嘘の主張をしたため、山根市議が名誉を傷つけられたとして損害賠償を求めているものです。

一審は、市議の発言はなかったと認定し、石丸市長個人の責任は認めなかったものの安芸高田市に33万円の支払いを命じていました。

この判決を双方が不服として控訴したため開かれた24日の裁判で、山根市議側が市長個人への責任と賠償金の増額を主張。市と市長は訴えを退けるよう求めて結審しました。

【安芸高田市議会・山根 温子 議員】
「しっかりと決着をつけて、新たな市政に向かって歩めるようになることを望んでいます」

一方、石丸市長は「記者会見で聞いてほしい」とし、コメントしませんでした。
判決は7月3日に言い渡されます。

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