海外レビューハイスコア『ザァオ:ケンゼラの物語』―イライラすることもあるがその価値があったと思える、まるで人生のような作品だ

『ザァオ:ケンゼラの物語』

・The New York Times: 90/100(PS5)

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『ザァオ:ケンゼラの物語』は珠玉の人間体験であり、アフリカの伝統が深く染み込んだ物怖じしない心のおかげですべてが深みを増している。メトロイドヴァニアの初心者を歓迎する作りになっており、2段ジャンプや水を凍らせる能力といった重要な力は最序盤から提供される。しかし、それでも完璧な正確さは必要だ。

・Wccftech: 85/100(PC)

『ザァオ:ケンゼラの物語』は、魅力的な体験を作り上げるのに必ずしも革新的である必要はないことを証明している。心のこもったストーリー、魅力的な主人公、優れたテンポを特徴とする堅実なメトロイドヴァニアのゲームプレイを兼ね備えたザァオの旅は、この若きシャーマンと同じような悲しみと闘っている人々の心に特に響くものだ。

・GameSpot: 80/100(PC)

・Siliconera: 80/100(PC)

『ザァオ:ケンゼラの物語』は小さく美しいゲームだ。プラットフォーマーの楽しさとゲームでは滅多にお目にかかれない設定の双方が、悲しみについての実に感動的なストーリーを支えている。これは死を受け入れるゲームであると同時に生を喜ぶゲームでもある。本作はまるで人生のようだ。少々荒削りでイライラすることもあるが、最終的にはそれだけの価値がある。

・COGconnected: 80/100(PS5)

『ザァオ:ケンゼラの物語』は良く作り込まれたメトロイドヴァニアであり、魅力的な文化固有のストーリーと設定を備えている。このジャンルを刷新しようとはしていないが、結果が洗練された楽しいものになるのなら、慣れ親しんだ路線にこだわるのも悪くない。『ザァオ:ケンゼラの物語』にはカラフルで居心地の良い雰囲気と神話的な物語、プレイヤーを夢中にさせるに足るアクションがある。

・Eurogamer: 80/100(PS5)

・GamingTrend: 70/100(PS5)

『ザァオ:ケンゼラの物語』はしっかりした土台の上に成り立っているが、ゲームデザインを犠牲にしてストーリーを優先させている。ゲームプレイとストーリーが互いに支え合うのではなく、ゲームメディア特有の長所を一部捨て去っているのだ。“面白みはないが目的にかなった体験”に向いた長所を捨てた結果、テーマに重きを置くことにも失敗している。

・IGN: 70/100(PS5)

・IGN Deutschland: 70/100(PS5)

『ザァオ:ケンゼラの物語』はアフリカの死者の国という新鮮なシナリオを提供してくれる。そのアクションプラットフォーマーは感動的なストーリー、ダイナミックな戦闘、やりがいのあるジャンプ通路を兼ね備えている。しかし、『ザァオ:ケンゼラの物語』は時々学習曲線と操作性に難があり、ストーリーにはもう少し繊細さが欲しかった。

・TheSixthAxis: 50/100(PS5)

『ザァオ:ケンゼラの物語』は意欲的なゲームである。このような試みは称賛され、推奨されるべきだ。悲しみという難しいテーマをメトロイドヴァニアという形式で御する術を探し求めるのは、もとより無理な相談だった。残念なことに、今回はそれがまだ解けない難問だと証明されただけだ。


PC(Steam, Epic Games ストア)/PS5/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチ向けに2024年4月24日に発売された『ザァオ:ケンゼラの物語』のMetacritic海外レビューまとめをお届けしました。メタスコアは記事執筆時点でPC版が78点(総レビュー数23件)、PS5版が76点(総レビュー数50件)でした(Xbox Series X/ニンテンドースイッチ版は規定レビュー数を満たさず判定不可)。

総じて、ストーリーは高く評価されています。一方、ゲーム性については評価が分かれているようです。

本作は、メトロイドヴァニア風のアドベンチャーゲームです。プレイヤーは若きシャーマンとなり、闇に消えた父を呼び戻すため、死の神と契約を結んで美しく危険な地を冒険します。俳優アブバカル・サリム氏の経験とバントゥー文化の神話をもとに制作されたと謳っています。

『ザァオ:ケンゼラの物語』は、PC(Steam, Epic Games ストア)/PS5/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチ向けに配信中です。

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