「うその発言していない」SNSにナメクジが大量にいると投稿し飲食店の業務を妨害した罪 男が起訴内容を否認

「ナメクジが大量にいる」とSNSにうその投稿をして、仙台市の飲食店の業務を妨害した罪に問われている男の初公判で、男は「うそはついていない」と起訴内容を否認しました。

起訴状などによりますと住居不定無職の圓谷晴臣被告(25)は2022年7月、SNS上に大阪王将仙台中田店が不衛生な状態にあるとうその投稿をして、店を一時休業させるなど業務を妨害した偽計業務妨害の罪に問われています。

圓谷被告は元従業員で、SNSに「大阪王将仙台中田店、冷蔵庫の隙間にナメクジ大量にいる」などと投稿していました。

仙台地裁で開かれた初公判で、圓谷被告は「何らかの業務妨害をしたことは認めるが、うその発言はしていない」と否認し、弁護側は「事実を投稿した」と主張しました。

検察側は、冒頭陳述で「過酷な業務内容や店長から勤務態度を注意されたことで不満を持ち、誇張した内容を投稿した」と指摘しました。

仙台市保健所の調査では、調理場の清掃に行き届いていない部分が見つかった一方、ナメクジは確認されなかったということです。 次回の裁判は6月5日に開かれます。

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